日本橋三井ホールの「Immersive Museum」でデートしてきたよ!
印象派の世界に没入できると話題の「Immersive Muserum(イマーシブミュージアム)」に行ってきたのでレポートします。
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。趣味は旅行とアート巡り。年間60の展覧会に足を運ぶ。
イマーシブミュージアムの基本情報
Immersive Museum(イマーシブミュージアム)“印象派” IMPRESSIONISM
日程:2022年7月8日(金)〜2022年10月29日(土)
時間:【平日】10:00-21:00(20:20 最終入場)
【土日祝】9:00-21:00(20:20 最終入場)
※最終日は8:00-22:00 (21:20最終入場)
会場:日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1、4F)
公式サイト:https://immersive-museum.jp/
チケット
公式オンラインチケット(イープラス)
大人(18歳以上)2,500円
中学生・高校生・専門学生・大学生 1,500円
小学生以下 無料
イマーシブミュージアム訪問レポート
10月の日曜日、11:30-12:00入場の回を予約しました。会場の日本橋三井ホールは「COREDO室町1」の4階にあります。
シックな雰囲気の内装で大人のデートにぴったり!
会場の様子
展示室は1部屋のみ。前後左右の4面と床がモニターになっていて映像が映し出されます。
座布団のようなクッション、寄りかかれるテトラ型クッション、2人で寝っ転がれる大判クッションなどが点在しているのですが、入場した時は全て埋まっていました。
とりあえずベンチっぽい場所に座ったけど、時間が経つとおしりが痛くなってきた……
途中のタイミングで席が空いたので、寝っ転がれるクッションに移動しました。
こんな感じで寝そべれます。気持ちいいです。ただし天井には映像は映らないので、見やすいかというと微妙。
ちなみに白い服だと映像が映ってきれいです。映え写真を撮りたい人は白い服を着ていくのがおすすめ。
“印象派”の映像の内容
映像のテーマは19世紀パリに生まれた「印象派」。モネやルノワールが有名ですね。
映像は8部構成で流れるように展開していきます。
SCENE01:印象・日の出
「印象派」と呼ばれるきっかけとなったクロード・モネの作品《印象・日の出》。
ル・アーヴル湖の風景(写真をもとにしたCG)が、だんだん絵画へと変わっていきます。「モネはこういう風景を見て、こう描いたんだな」ということが実感できました。
SCENE02:印象派展
美術館に見えるかもしれませんが、壁の絵は全て映像です。
19世紀当時の印象派展の様子が再現されています。建物に入っていくところから体験できるので、実際に印象派展を訪問したかのようでした。
ちなみに大半の人が同じ方向を見ているのは、写真向かって右が入り口から見て正面のスクリーンだからです。本当は四方どこを見ても楽しめるようになっています。
SCENE03:印象派の技法
印象派の技法の特徴は、「筆の跡がわかるような絵の具の置き方」。大胆な筆のタッチが画面に大きく映し出されて迫力がありました。
SCENE04:印象派の画家たち
印象派の名画が次々映し出されます。ひとくちに「印象派」と言っても、画家それぞれに個性がありますね。
私はアートに詳しいほうなのですが、見たことのない絵もいくつかありました。
SCENE05:絵画の中へ
この演出は楽しかったです。額に入った絵画がどんどん近づいてきて、人々を飲み込んでいきます。絵画の世界に飛び込んでいくようでした。
遠くからは「人」に見えていたものが、目の前に迫ると単なる「色のかたまり」のように見えるのもおもしろいところですね。
SCENE06:モネの連作
モネは同じモチーフを何枚も描いて、刻一刻と移り変わる光や大気をとらえようとしていました。
似ているけど少しずつ違う作品がズラッと映し出されて壮観です。
SCENE07:睡蓮
ここが一番の見せ場ですね。モネの有名な《睡蓮》が全体に映し出され、まさに没入する感覚を味わえました。
静止画ではなく、水面のゆらめきや葉の揺れが表現されているので、なんだか池に浮かんでいるような気分です。
SCENE08:印象派
最後は印象派の画家たちのクレジット。「名前は聞いたことあるけど、こんな顔してるんだ〜」というような楽しみ方ができます。
ここで帰る人も結構いるので、ソファに移動したいならこのタイミングを逃さないようにしましょう。
記念撮影タイム
ひととおりプログラムが終わった後、しばらくモネの《睡蓮》が全体に映し出されたままになります。
記念撮影のチャンスですね。来場者同士で写真を撮りあったりしていました。
特別映像:STERNAL Art Space
記念撮影タイムとSCENE01「印象・日の出」の間に、短い特別映像作品が上映されます。「禅」がテーマとのことで、お寺のある日本の風景がサウンドともに流れました。
こんなものがあるとは知らなかったので、「なんで印象派なのにお寺が……?」と不思議でした。
イマーシブミュージアムについてよくある質問
よくある質問をまとめました。2022年10月上旬時点の情報なので、最新情報や詳細は公式サイトでチェックしてくださいね。
当日券の販売はある?
あります。ただし、入館時間枠の販売枚数に余裕のある場合のみです。予約で枠が埋まってしまう可能性もあるので、日時指定予約をおすすめします。
キャンセルや変更はできる?
公式サイトには、「購入されたチケットのキャンセル・返金はできません。」と明記されています。
イープラスの他、チケットぴあやローソンチケットでも購入できるので、詳細は各プレイガイドで確認してください。
滞在時間はどれくらい?
時間制限はありません。たとえば10:00-10:30の日時指定チケットの場合、この30分間いつでも入場でき、閉館までいることも可能。
映像は約30分で一巡するので、短くて30分、長くて1時間くらいがちょうどいいと思います。私たちは気に入ったシーンをもう一度見たかったので、1時間くらいいました。
混雑してる?
日曜日の午前中の回で行ったところ、館内の椅子は満席で、立ち見の人や床に座っている人もいました。
ですが日時指定制なので、映像が見えないほどギュウギュウになることはないはずです。
寝っ転がれるソファは数に限りがあるので、確実に座りたいなら朝イチに早めに行くしかないですが、入退場のタイミングが自由なので待っていればどこか空きます。
子連れでも入れる?
私が行った時は、小学生くらいのお子さんも結構いました。映像がきれいなのでみんな夢中で静かにしていましたよ。
小学生以下は入場無料ですが、保護者1人につき小学生以下のお子様は3名までという規定があります。
撮影してもいい?
場内全スペースで撮影可能です。私含め、皆さんスマホで写真や動画を撮っていました。ただしフラッシュや三脚の使用は禁止です。
まとめ:イマーシブミュージアムは刺激的でマンネリ化防止にもぴったり!
イマーシブミュージアムは落ち着いた空間でくつろぎながら鑑賞できるので、大人カップルのデートにおすすめのスポットです。
五感を刺激するきれいな映像が流れ、非日常の体験ができるので、マンネリ化防止にもぴったりですよ。
今回は4ヶ月弱の会期ですが、また新たなプログラムで開催されるのが楽しみです!