同棲のためにベッドを買いたい。セミダブルだと2人で寝るには狭すぎるかな?
こんなふうに悩んでいませんか?
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲3年目。結婚しない・子供は持たない派。
同棲3年目の私がカップルのベッドサイズについて解説します。
はっきり言ってセミダブルは狭いです。
私と彼はセミダブルで一緒に寝ていますが、それは週1回しか一緒に寝ないから。
普段は私がセミダブル、彼が別室のシングルに寝ており、週末だけセミダブルで一緒に寝ます。時々だったらセミダブルでも問題ないんです。
ですが大人2人が毎日一緒に寝るとなると、セミダブルでは体が休まりません。
今回はセミダブルのサイズ感や、セミダブルでも2人で安眠する方法を紹介するので、ベッド選びに迷っているカップルは購入前に読んでおいてくださいね。
毎日一緒に寝るカップルにセミダブルは狭い!
セミ「ダブル」っていうくらいだから、2人用なんじゃないの?
と思うかもしれませんが、実際には「広めの1人用」と考えたほうがいいです。大柄な男性1人にちょうどいいサイズ感ですね。
2人で快適に眠れるベッドサイズ
人間がぐっすり眠るためには、体の両サイドに約20cmの余裕が必要だとされています。つまりこんな感じ。
日本人の肩幅の平均は男性約40cm、女性約36cmなので、40+36+20×3で計算すると
カップルが快適に眠れるマットレスサイズは幅136cm以上
ということになります。
セミダブルベッドのサイズ感
ところがセミダブルのサイズは幅120cm。2人で安眠できるサイズに16cm不足しています。
このように、お互いの間にほとんどスペースがとれず、寝返りを打つのも厳しくなります。「一緒に寝れないことはないけど、窮屈だな」という感じですね。
これは平均的な体型のカップルの場合なので、大柄な人だとさらに狭くなります。
おすすめはダブル、クイーン、ツイン
ベッドの幅の基準は次のとおり。
シングル | 97cm |
セミダブル | 120cm |
必要な幅 | 136cm |
ダブル | 140cm |
クイーン | 160cm |
キング | 180cm |
ダブルベッドは幅140cmなので、カップルに適した幅136cmを超えています。
なので、毎日一緒に寝るカップルにおすすめのベッドサイズはダブル以上ということになります。
現実的なのはダブルかクイーンですね。部屋の広さに余裕があるなら、キングサイズや、シングルベッドを2台置くツインスタイルもおすすめです。
部屋が狭いけど快適に眠りたい……
という場合は、いっそベッドを諦め、布団2組を敷くという選択肢もありますよ。
セミダブルベッドにもメリットはある
ということで新たにベッドを買うならダブル以上がおすすめですが、セミダブルにもいいところはあります。
- 狭い部屋にも置ける
- ベッド本体もカバーも低価格
- くっつくことでラブラブ度が増す
狭い部屋にも置ける
まず、比較的狭い部屋にも置けるということ。
たとえば4.5畳の部屋にダブルベッドを設置すると、それだけで部屋が圧迫されます。ベッドと壁の隙間に小さいサイドテーブルを置くのが精一杯。
セミダブルだと少し余裕ができるので、PCデスクを置いてワークスペースを作ることも可能。
1LDKの間取りで2人とも在宅ワークになった場合にも、ウェブ会議の時に移動することができて便利です。
ベッド本体もカバーも低価格
当然ですがベッドはサイズが大きいほど高額になります。
例としてニトリのスタンダードな形のベッドフレームを見てみましょう。セミダブルが49,900円でダブルが59,900円です。(2022年10月時点、楽天市場の価格)
シーツや布団カバーなどの寝具もサイズによって値段が変わるので、全部そろえると結構な差になります。ベッドは何年も使えますが、シーツなどは数枚必要ですし買い替えもありますよね。
新生活を始める時はお金がかかるので、「とにかく予算を抑えたい」という場合はセミダブルも選択肢になります。
くっつくことでラブラブ度が増す
セミダブルは狭いので、必然的に2人がくっついて眠ることになります。
なので常にラブラブしていたいカップルには向いています。
同棲初期で盛り上がっている時期なら、多少の寝心地の悪さも気にならないかもしれませんね。
一方キングサイズやシングル2台だと、ゆったりスペースがある分、「一緒に寝ている感じ」はあまりしません。
狭いセミダブルでカップルが安眠する方法
ラブラブなのはいいですが、やはりセミダブルで毎晩一緒に眠っていると、そのうち疲れがたまってきます。
とはいえ大きいベッドの購入はハードルが高いですよね。
「でも大きいベッドを置くスペースがない」
「すでにセミダブルを持っていて、買い換えるのは避けたい」
というカップルのために、セミダブルでも安眠できるコツをお伝えします。
落ちても安心なローベッドを選ぶ
セミダブルに2人で寝ると、寝相が悪い人は落っこちる危険があります。
最初は中央付近で寄り添っていても、眠っている間に無意識に外側に逃げたくなってしまい、最終的に転がり落ちてしまうんですね。
そんな時、高さのあるベッドだとケガのおそれがあります。
ローベッドなら落ちても痛くないですし、床にカーペットが敷いてあれば目覚めずに済むかもしれません。
わが家はニトリの脚付きマットレスの脚をとって床に直置きしています。
床がベッドの延長のような感じになるので、セミダブルでもあまり窮屈さがありません。
壁から離して「逃げスペース」を作る
部屋を広く見せようとすると、壁にベッドをくっつけたくなりますよね。
でも左右にはスペースを残しておいたほうがいいです。なぜかというと、壁際にいる人が追い込まれてしまう可能性があるからです。
こんな感じで端に押しやられた時、ベッドと壁の間にスペースがあるのとないのでは窮屈さが違います。
安眠のためには体の両サイドに20cmのスペースが必要とされているので、ベッドと壁の間は15cm程度離しておくのがおすすめです。
枕と掛け布団は2つ置く
セミダブルベッドが広めの1人用サイズということは、セミダブルの掛け布団も1人用ということになります。
シングルの掛け布団が幅150cm、セミダブルが170cmなので、あんまり変わりませんよね。
2人でセミダブルの掛け布団を使うと、一方がはみ出てしまいます。
私たちも最初は2人で1枚の掛け布団だったのですが、夜中に私が布団を引っ張って独占してしまい、彼が寒い思いをする……という自体が頻発。今はシングルの掛け布団2枚を使っています。
寝ているうちに移動してしまうこともあるので、枕もそれぞれ1つずつあったほうが安心ですよ。
まとめ:カップルでセミダブルに寝るなら工夫が必要
この記事のポイントをおさらいしましょう。
- 毎日一緒に寝るカップルにセミダブルは狭い!
- おすすめはダブル、クイーン、ツイン
- セミダブルベッドにもメリットはある
- 狭い部屋にも置ける
- ベッド本体もカバーも低価格
- くっつくことでラブラブ度が増す
- 狭いセミダブルでカップルが安眠する方法
- 落ちても安心なローベッドを選ぶ
- 壁から離して「逃げスペース」を作る
- 枕と掛け布団は2つ置く
- カップルでセミダブルに寝るなら工夫が必要
セミダブルで2人寝ることはできますが、狭いので快適とは言えません。
旅行の時など、たまになら問題ありませんが、毎日一緒に寝るのであればダブル以上のサイズをおすすめします。
一方セミダブルには低価格・省スペースというメリットもあります。
今すぐ大きいベッドが用意できないという場合は、この記事で紹介した「狭いセミダブルでカップルが安眠する方法」を試してみてくださいね。