カレが週3、4日は泊まりに来てて、半同棲状態。光熱費とかの負担が増えてるんだけど、請求してもいいのかな……
気楽に見える半同棲ですが、実はお金の問題で揉めることが多いです。
この記事では、半同棲での生活費の分担方法や、お金の管理をスムーズに行うためのポイントを詳しく解説します。
トラブルを避けるための実践的なアドバイスをお届けするので、同棲を検討中の方や現在半同棲中の方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲4年目。結婚しない・子供は持たない派。
半同棲とは?
まず、そもそも半同棲がどういう状態なのかを整理しておきます。
半同棲:カップルが頻繁にお互いの家に泊まり、実質的に同棲しているかのような状態。
半同棲では、片方のパートナーが週のほとんどをもう一方の家で過ごし、寝泊まりや食事などの生活の一部を共有するケースが多いです。
ただし、正式に住所を移したり、家賃や生活費を完全に折半したりするわけではないため、完全な同棲とは異なります。
「だんだん泊まりにくることが増えた」
「気づいたら相手の持ち物が置きっぱなし」
など、正式な同棲と違い、スタート時期があいまいなのが特徴です。
半同棲するとお金が浮くのか?
一般的に、二人暮らしのほうが一人暮らしよりもお金の節約になります。
半同棲でも、生活を一部共有することでお金を節約できるメリットがありますが、生活費の分担や管理が曖昧になりやすいので注意が必要です。
半同棲で節約できるお金
半同棲で節約できるお金は、主に2つ。
- デート代
- 交通費
半同棲を始めると、デートの頻度が減り、外食や遊びに行く回数が少なくなるため、デート代が節約できます。
また、「自宅⇔相手の家」の移動頻度が減れば、移動のたびに発生する交通費も減ります。
特に遠距離恋愛をしているカップルにとっては大きな節約ですね。
家の提供者は損をしてる?!
ところが、メリットばかりではありません。
半同棲で家を提供している側は、食費や光熱費が2人分になるため、負担が増えることがあります。
また、自分が家賃を払っているにもかかわらず、相手の持ち物がスペースを圧迫することも。
ここで問題なのは、2人のうち一方だけが「損してる」と感じていることです。
私ばっかり負担が増えてる。なんかズルいな……
というモヤモヤがあると、気持ちのいい交際を続けていくことができません。
半同棲にかかるお金、どうしたらいい?
半同棲のトラブルのほとんどはお金がらみです。
なので、トラブルを避けるためには、事前にお金の分担方法を決めておくことが重要。
以下のポイントを参考に、バランスの取れた費用負担を考えましょう。
泊まる側も払うべき
まず、頭に入れておいてほしいことがあります。
半同棲では、泊まりに行く側も一定の費用を負担するべき
頻繁に相手の家に泊まる場合、自分の生活にかかる費用が相手にシフトしていることを意識しなければなりません。
自分が家を提供する側の場合、「言いにくいな」「ケチと思われるかな?」などと遠慮せず、当然の権利としてお金を請求して大丈夫です。
基本の負担は「増えた分の生活費」
とはいっても、「一体いくら請求すればいいの?」と悩みますよね。
基本は、相手がいることによって増えた分を払ってもらえばOKです。
食費・光熱費:増えた分を負担
家賃:使用状況によっては負担
食費や光熱費は、泊まりに来る頻度や食事の回数に応じて負担してもらいましょう。
また、荷物をたくさん置いていて、ほぼ住んでいる状態となれば、家賃の一部も負担することが求められるかもしれません。
お互いが納得できる形で負担を分け合うことが重要です。
家事の負担でカバーするものアリ
半同棲では、泊まりに来ている側が家事を多く負担することで、お金の負担を軽減する方法もあります。
料理や掃除、洗濯などを積極的に行うことで、家賃や生活費の負担を多少なりともカバーできます。
たとえば、次のようなケースで有効な方法です。
カップルの収入に差がある場合
金銭のやりとりをなるべく減らしたい場合
お金だけでなく労力のバランスも考慮すれば、お互いにとってフェアな関係を築くことができますよ。
半同棲中のお金管理のポイント
半同棲では、お金の管理が曖昧になることが多いため、しっかりとした管理が必要です。
以下のポイントを押さえて、二人の経済的な負担をバランスよく管理し、トラブルを避けましょう。
現状の生活費を把握する
まずは、現在の生活費を正確に把握することが重要です。
完全な一人暮らしと比べて、半同棲でどれくらい生活費が増えましたか?
食費や光熱費、家賃などの項目ごとに、どれくらいの金額がかかっているかを整理し、半同棲によってどの部分が増えたのかを確認しましょう。
現状を把握することで、負担のバランスを考えるための基準が明確になります。
お金の分担ルールを決める
半同棲をスムーズに続けるためには、お金の分担ルールを決めることが不可欠です。
具体的には、食費や光熱費、家賃の分担をどうするか、どの程度まで負担するかを話し合っておきましょう。
・毎月決まった額を支払う
・泊まっている間の食費は全額払う
・家賃は私、光熱費は彼、食費は折半
など、さまざまなパターンが考えられます。
もちろん、「お金のやりとりはしない」という結論もアリ。
お互いが納得してさえいれば、後々のトラブルを未然に防げますよ。
2人の共用財布をつくるのもおすすめ
半同棲中におすすめなのが、共用の財布を作ること。
お互いが毎月一定の金額を入れ、その中から半同棲中の生活費を支払うのです。
一緒にいる時の買い物や外食代は、全部このお財布から払おう!
そうすれば、「なんか私ばっかり払ってるな」とモヤモヤしたり、「ひとり◯円ね」といちいち精算したりする手間がなくなります。
もし今後も一緒に暮らすことを考えているなら、共同口座や共用クレジットカードをつくるのもアリ。
ただし、万一お別れする時のことも考えて、しっかり管理してくださいね。
「お試し同棲」や「本格的な同棲」を検討してみては?
気づいたら半同棲状態になっているカップルも多く、気軽なイメージの半同棲。
でも実はお金や生活スタイルの負担を感じやすく、トラブルになりやすい状態です。
半同棲状態が続いているなら、本格的な同棲の検討がおすすめ。
将来のことを考えるなら、あいまいな半同棲を続けるより、話し合ったうえで2人の生活をスタートさせましょう。
すぐに同棲するのが難しいなら、短期間の「お試し同棲」をしてみてはいかがでしょうか?
一緒に部屋探しをするだけでもワクワクして2人の仲が深まるので、暇なときに物件を見てみるのも楽しいですよ。
\おしゃれな家で同棲しよう/