同棲の部屋を探してるんだけど、間取りは1LDKでも大丈夫かな?
同棲を始める時に迷うのが「部屋の間取り」です。
「2LDKや3LDKは家賃が高い」
「1LDKの彼の家に移り住みたい」
このように考えて、1LDKを検討しているカップルも多いことでしょう。
1LDKとは、1部屋+リビング+ダイニング+キッチンの間取りのこと。
結論から言うと、「同棲は1LDKでもできるけど、正直きつい」です。
一体なぜなのか、今回の記事で詳しく説明します。
1LDK同棲のメリット・デメリットや、1LDKが向いているカップル・向かないカップルについても見ていきましょう!
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲3年目。結婚しない・子供は持たない派。
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同棲で1LDKはきつい。おすすめの間取りは2LDK
私は同棲2回・引越し10回を経験しました。
実体験についてはこちらの記事をご覧ください。
そのうえで結論。
同棲におすすめの間取りは、2LDK
2LDKは、2部屋+リビング+ダイニング+キッチンの間取り。
この間取りをおすすめする理由は次の3つです。
2部屋あれば、それぞれ個室を持つこともできるし、寝室・書斎に分けてリモートワークをしたり、趣味部屋や収納部屋をつくったりと、いろいろな状況に対応できます。
共用部であるリビングで過ごす時間と、個別に過ごす時間のメリハリをつくれるのです。
リビングのない2DKだと、プライベートは確保できるけど、ルームシェアみたいになります
家賃は1LDKより高くなりますが、子どもができても対応できる広さなので、長く住めて結果的に節約につながることもあります。
また、カップルとはいえ他人と一緒に住むわけですから、ストレスもたまります。
ケンカした時のストレスを考えても、2LDKが最適です。
1LDK同棲のメリット・デメリット
でも、気に入った物件が1LDKなんだけど・・・
オススメは2LDKですが、1LDKでの同棲は絶対ダメというわけではありません。
大切なのは、1LDKでの同棲に踏み切る前に、メリットとデメリットをしっかり把握しておくことです。
1LDKで同棲するメリット
家賃を抑えられる
1LDKは、2LDK以上の間取りに比べて家賃が安い傾向にあります。
職場が都心にあるなど、立地を優先したい場合、1LDKも視野に入れて探すと良いでしょう。
「社会人になったばかりで金銭的余裕がない」
「結婚前に貯金しておきたい」
このようなカップルは、まず1LDKで同棲を始め、ライフステージが変わったら2LDKに引っ越すのもオススメです。
2人で過ごす時間を作りやすい
2LDKで各自の個室を作ると、プライベートな時間を確保しやすい反面、2人で過ごす時間が少なくなってしまうことがあります。
一方、1LDKであれば、必然的に同じ空間で過ごす時間が増えます。
ケンカをしても引きこもる個室がないので、仲直りのきっかけを作りやすいとも言えます。
1LDKで同棲するデメリット
プライバシーを保ちにくい
1LDKの場合、リビング以外に1部屋しかありません。
ほとんどのカップルは、その1部屋を寝室として使うことになります。
書斎や物置にすることもできますが、いずれにせよ「自分の個室」を2人ともが持つことはできません。
「一人で過ごしたいな」
「友達との電話を聞かれたくないな」
といった場合にも、相手が在宅だとなかなか難しいです。
生活の変化に対応しにくい
部屋数が少ないと、ライフスタイルが変わった時に対応しにくくなります。
最初は1LDKで十分でも、何ヶ月、何年と住むうちに手狭になることがあるからです。
・子どもが生まれることになった
・ペットを飼いたくなった
・在宅ワークを導入することになった
・家族や友人が泊まりに来る
・病気で隔離が必要になった
このような場合、2LDKであれば引っ越さなくても対応できます。
しかし1LDKだと、リビング・寝室以外に自由に使える部屋がないので、窮屈に感じるでしょう。
コロナ禍で急に2人とも在宅ワークになって困った……という話も聞きました
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1LDKに向いているカップル・向かないカップル
メリット・デメリットを踏まえて、1LDKでの同棲に向いているカップル・向かないカップルについて考えてみましょう。
1LDKに向いているカップル
常に一緒に過ごしたい
1LDKでは、基本的に昼間はリビング、夜は寝室で過ごすことになります。
個室を持つのは難しいので、「四六時中くっついていたい!」というラブラブなカップルにおすすめです。
両方or一方があまり家にいない
仕事が忙しく、「家には寝るために帰るだけ」という人もいます。
共働きで日中は誰も家にいなかったり、一方の出張が多かったりする場合は、部屋がたくさんあっても余ってしまいますよね。
そういう多忙なカップルなら1LDKで十分です。
将来に向けて節約・貯金したい
結婚資金やマイホーム資金などのために、「今は少し窮屈でもガマンして、お金を貯めておきたい」という時期もあります。
窮屈と言っても、1LDKであれば日常的にストレスを感じるほどではないです。
結婚前のお試し同棲など、1-2年であれば問題なく過ごせるでしょう。
1LDKに向かないカップル
プライバシー重視
「同棲しても1人の時間が欲しい」という人には、1LDKは向いていません。
節約したい場合は、個室を持てる2DKをおすすめします。
2人とも在宅時間が長い
そもそも家にいないのであれば、部屋数が少なくても問題になりません。
しかし2人とも在宅ワークをしているなど、家で一緒に過ごす時間が長い場合は、個室がないとストレスがたまります。
在宅時間が長いカップルは、多少お金がかかっても快適な部屋づくりを目指しましょう。
生活リズムが違う
深夜残業や夜勤がある仕事だと、相手が寝ている時間に帰宅したり、身支度をしたりしなければならない時があります。
2LDK以上で寝室を分ければ、お互いゆっくり睡眠をとることができます。
物が多い
荷物が多くて生活空間が圧迫されると、イライラしてケンカの原因になりかねません。
2LDK以上の間取りであれば、リビング以外に収納スペースができますし、お互いの持ち物を分けてしまうこともできます。
とはいえ、荷物のために無駄に家賃を払うのはもったいないので、なるべく同棲前に荷物を減らしておくことをおすすめします。
1LDKでの同棲は、2人でよく話し合って検討を!
この記事のポイントをおさらいしましょう。
- おすすめの間取りは2LDK
- リビングで一緒にくつろげる
- それぞれの個室をつくれる
- 子どもやペットが増えても対応できる
- 1LDK同棲のメリット
- 家賃を抑えられる
- 2人で過ごす時間を作りやすい
- 1LDK同棲のデメリット
- プライバシーを保ちにくい
- 生活の変化に対応しにくい
- 1LDKに向いているカップル
- 常に一緒に過ごしたい
- 両方or一方があまり家にいない
- 将来に向けて節約・貯金したい
- 1DKに向かないカップル
- プライバシー重視
- 2人とも在宅時間が長い
- 生活リズムが違う
- 物が多い
1LDKでも十分同棲はできますし、それで楽しく暮らしているカップルもたくさんいます。
ですが、きついと感じる人も多いのが現実。
実際に私は「1人の時間がないと死んでしまう」というくらいなので、個室がない同棲は考えられません。
何にストレスを感じるかは人によって大きく違うので、事前にパートナーとしっかり話し合って、後悔のない間取りを選びましょう!