「同棲で家を買う」はアリ? 結婚前のカップルが家を買う方法

ふたりのくらし
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結婚してないカップルでも一緒に家を買えるのかな?彼と同棲して長いし、「次の契約は更新しないで家を購入してもいいかな」なんて話してるんだけど……。

こんなふうに悩んでいませんか?

こんにちは、よるるです。

よるる
よるる

【この記事を書いた人】

ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲3年目。結婚しない・子供は持たない派。

結婚せずに同棲しているカップルが家を買う方法と、持ち家で同棲するメリット・デメリットをお伝えします。

本記事の内容
  • 結婚前のカップルが家を買う方法
  • 持ち家で同棲するメリット
  • 持ち家で同棲するデメリット
  • 家を買う前に話し合っておくべきこと

「住宅」って、人生で一番大きな買い物ですよね。

一生賃貸で暮らすのか、思いきって家を購入するのか……実家を継がない場合、20代後半から30代くらいで選択に迷います。「結婚を機に新居を用意する」というケースも多いですね。

でも、私たちカップルは「結婚しない」と決めて同棲しています。(理由は「なんで結婚しないの?」の回答例と本当の理由【ホンネとタテマエ】参照)

つまり戸籍上は単なる他人。
同棲して2年が過ぎ、彼は30代後半。「購入もアリなんじゃ」という話も出ていますが……

「ペアローン」を組むと、共有資産にできるみたいだよ

それって夫婦じゃなくても一緒に家を買えるってこと??

う〜ん・・・???

などなど疑問にぶちあたったため、いろいろ調べつつ住宅購入を検討しています。

同じように悩んでいる方の助けになればと思い、調べたことを記事で共有することにしました。
これから家探しの体験なども書いていくので、ぜひ参考にしてくださいね。

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結婚前のカップルが家を買う方法

夫婦またはカップルが住宅ローンを組む場合、大きく分けて3つのパターンがあります。

家を買う方法の表

一般的なパターンを記載しています。個人の条件によって変わるので、専門家にご相談ください。

1.ペアローンを組む

それぞれ別々にローンを借ります。
単純にいうと、たとえば4000万円の家を2000万円ずつに分け、2人がそれぞれ返済していくということですね。

収入などによって借入可能額が違うので、夫が3000万円、妻が1000万円というように配分を変えることもできます。

2.収入合算①連帯債務

2人の年収の合計額でローンを組むので、借入額の上限を増やせます。

どちらか一方が「主債務者」、もう一方が「連帯債務者」となりますが、返済義務はどちらも平等に追うことになります。

3.収入合算②連帯保証

こちらも2人の年収の合計額でローンを組み、借入額の上限を増やせる点は同じ。ただし、債務者は1人のみで、もう一方は「連帯保証人」となります。所有権は債務者のみにあるので、共有名義にすることはできません。

結婚していなくても審査に通ればローンは組めるけど、基本的には公正証書でパートナーシップを証明することが必要。

▼事実婚やパートナーシップについて知りたい方はこちら

持ち家で同棲するメリット

新居のカップル

結婚せずに一緒に家を買うのは、なかなか大きな決断ですよね。

同棲カップルが賃貸ではなく家を買うメリットは、主に次の2点です。

  • 資産が持てる
  • 1人より高額なローンが組める

資産が持てる

家を買う何よりのメリットは、「資産」が持てることです。

賃貸だと、毎月家賃を払いますが、賃貸契約が終わったら手元に何も残りませんよね。

都内で2人暮らしをすると毎月10万円前後の家賃がかかりますが、それは「消費」として消えていくわけです。

でも家を購入すれば、最終的には不動産が自分たちのものになります。

家賃と同程度の額を返済していけば、数十年後にはローンを返し終わり、資産が残るんです。定年退職後に家賃を払い続けるのは大変ですが、家が確保できていれば安心ですよね。

また、転勤になったり破局したりして家を手放したくなったら、売りに出すことができます。

そういった意味で、「同じお金を払うなら家を買ったほうが得」という考え方があります。

1人より高額なローンが組める

基本的に、収入が多く安定している人ほど、たくさんのお金を借りることができます。

お互いにある程度の収入があるカップルなら、ペアローンでも収入合算でも、住宅ローンの上限額は1人よりも大きくなります。

つまり、「ひとりだったら3000万円の家を買うのが限界だけど、ふたりなら5000万円の家が買える」ということがあるんです。

もちろん無理をして高いローンを組んでしまうとあとあと大変ですが、選択肢が広がるのはありがたいことですよね。

持ち家で同棲するデメリット

悩む男性

メリットもあれば当然デメリットもあります。

続いては家を買って同棲するデメリットを見ていきましょう。

  • 気軽に引っ越せない
  • 同棲解消になると大変

気軽に引っ越せない

持ち家だと、やはり賃貸よりも引っ越しが難しくなります。

家を売りに出すことはできますが、希望の価格で買い手が見つかるとは限りません。そうなると、結果的に損失が出てしまったり、引っ越しのタイミングを遅らせないといけなかったり。

一般的には仲介業者を通すことになりますが、ここにも手数料がかかります。

賃貸だったら借りる時に仲介料を払えば、出ていく時は無料ですよね。敷金が返ってくることもあります。

これから先、転勤や里帰りの可能性があるカップルは、賃貸のほうが動きやすいでしょう。

同棲解消になると大変

引っ越しが大変ということは、同棲解消も大変ということ。

同棲カップルの破局は、引っ越しが伴うのでただでさえ苦労します。

私が離婚した時は賃貸住まいでしたが、「家具家電をどちらが持っていくのか?」「お互いの引っ越しのタイミングをどうするか?」など、ただ別れるより何倍も面倒でした。

もう別れてるのに、引っ越しまでは一緒に住まなきゃいけないのもしんどい…

住んでいるのが共同名義の持ち家だった場合、さらに面倒なことに。
ふたりの「財産」となっている住宅をどうするのか、財産分与を決めなければなりません。

一緒に家を買うなら、結婚するしないに関わらず「一生涯のパートナー」と思える相手としたほうがいいですね。

家を買う前に話し合っておくべきこと

新居のカップル

「家を買う」のは取り返しのつかないことではありませんが、人生を左右する大きな決断です。

というわけで、ふたりで住む家を購入するなら、事前によーく話し合っておきましょう。

特にしっかり相手の意見を聞いておくべきことを2つ紹介します。

  • ライフプラン
  • 資金計画

ライフプラン

まずは今後のライフプランです。

  • 年をとってもその場所に住むつもりなのか
  • 子どもを持ったりペットを飼ったりしたいか
  • ふたりとも働き続けるのか
  • どの家事を誰がメインでやるのか

このあたりの考えは、「どこにどんな家を買うか」「そもそも購入すべきなのか」に深く関わってくるので、深堀りしておきましょう。

しばらく住んで引っ越すつもりなら、「資産価値のある家(売りたい時に高値で売れる家)」を選ぶべきですし、子どもがたくさん欲しいなら、「平米数が広い家や、柔軟性のある間取り」が便利。

どういう生活をしたいのか、イメージを具体的に落とし込んでいくといいですよ。

資金計画

お金の話も避けては通れません。
ただ付き合っているだけなら、お互いの収入を全く知らなくても問題ありませんが、生活をともにするとなると「いくら支払う能力があるのか」くらいは把握しておかないと不便です。

ちなみにうちは基本お互いの収入にノータッチですが、家購入を検討するにあたって「彼が年収600万円台」と漠然とですが教えてもらいました。

家を買うとなると、収入によって組めるローンや買える家が変わります。隠れた借金などがあると、そもそもローンが組めないことも。

パートナーとお金の話をするのは大切。ちょっと気まずく感じるかもしれませんが、しっかり金銭事情を話しあっておきましょう。

生活費分担についての記事も参考にしてください。

まとめ:結婚しなくても家は買える!ただし相手とよく話し合って

ハウスプラン

この記事のポイントをおさらいしましょう。

  • 結婚前のカップルが家を買う方法
    • 1.ペアローンを組む
    • 2.収入合算①連帯債務
    • 3.収入合算②連帯保証
  • 持ち家で同棲するメリット
    • 資産が持てる
    • 1人より高額なローンが組める
  • 持ち家で同棲するデメリット
    • 気軽に引っ越せない
    • 同棲解消になると大変
  • 家を買う前に話し合っておくべきこと
    • ライフプラン
    • 資金計画
  • 結婚しなくても家は買える!ただし相手とよく話し合って

結婚していないカップルでも、同棲するために家を購入することは可能です。

実際、結婚しないと決めている私たちカップルも、住宅購入を検討中。内見にも何度も行っています。

ただし結婚していないカップルならではの注意点もあるので、メリット・デメリットを踏まえた上でよく話し合って決めましょう。

結局、結婚しているしていないに関わらず、家を買うのって大きな決断なんですよね。「これが正解!」ということはありませんが、正しい知識が多ければ後悔は少なくなります。

私たちの経験や調べたことをこれからもシェアしていくので、ぜひ参考にしてくださいね。

▼同棲におすすめの間取りが知りたい方はこちら

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