お金のことでケンカになったら嫌だな。同棲生活のお金をうまく管理するには、どうしたらいいんだろう?
大好きな人との同棲生活。仲良く楽しく暮らしたいですよね。
同棲がうまくいくかは「お金の管理」にかかっています。
失敗するとトラブルになり、最悪の場合、同棲解消&破局に至ってしまうことも。
悲しい結末を迎えないためにも、「上手にお金の管理するコツ」と「お金の管理でやるべきこと」をしっかりチェックしておきましょう!
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲3年目。結婚しない・子供は持たない派。
同棲でお金の管理ができないと揉める
お金の管理はトラブルの原因になります。
「金の切れ目が縁の切れ目」なんて言葉もあるほど。
同棲生活におけるお金のトラブルとして、よくあるのが以下の5つ。
「金銭感覚の不一致」と「不公平感」が金銭トラブルにつながります
浪費
簡単に言うと「お金の使いすぎ」です。
どちらか一方、もしくは両方が浪費家だと、同棲の生活費が足りなくなります。
結婚資金などが必要なのに貯金ができず、イライラしてしまうことも。
節約しすぎ
反対に、節約しすぎて不満がたまることもあります。
「電気つけっぱなし!」「お風呂が長い!」など、細かいことばかり注意されると、日々を楽しめなくなってしまいます。
用途に納得できない
「お金を何に使うか」で意見が割れるケースです。
2人の共益費で勝手に高い調味料を買ったりすると、相手はモヤッとするかもしれません。
生活費を払わない
決まった生活費をいつまでも支払わないと、相手は困ってしまいます。
1回くらいなら立て替えてくれても、だんだん不満がたまっていくはずです。
分担が不公平
カップルで収入差がある場合、「収入が高いほうに多く負担してほしい」と思うかもしれません。
しかし慎重に決めないと、「自分ばかり多く払っている」と不公平を感じる可能性があります。
上手に同棲のお金を管理するコツ
お金で揉めないために、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
上手なお金管理のコツは次の4つです。
- 生活費の分担を明確にする
- 支出を記録する
- お互いがチェックできるようにする
- 相手を信頼する
ひとつずつ説明しますね。
1. 生活費の分担を明確にする
同棲を始める前に、「誰が何をどれくらい負担するか」という分担を決めておきましょう。
あらかじめ明確にしておけば、「なんとなく不公平な気がする」というモヤモヤが起こらなくなります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、詳しくは「同棲の生活費は折半? メリット・デメリットと揉めないためのコツ」をご覧ください。
ちなみに我が家は、家賃・光熱費・生活費すべて完全折半!
2. 支出を記録する
2人の大切なお金を「いつ何にどれだけ使ったのか」がわからないと、お金が貯まりませんし、ケンカの原因になります。
気づいたら残高が少なくなっていて、責任の押し付け合いになったら悲しいですよね。
え〜、なんで? あなた勝手に何か買ったでしょ?
俺じゃないよ! 君こそムダづかいしたんじゃないの?
こんなことにならないように、支出をしっかり記録しておきましょう。
後半で詳しく書きますが、共用の口座・クレジットカード・アプリ家計簿があれば簡単に記録できます。
3. お互いがチェックできるようにする
どちらかがメインでお財布を管理するとしても、お金の動きは2人とも自由にチェックできるようにするのがおすすめです。
生活費を入れている銀行口座の残高や、共用クレジットカードの履歴に、いつでもアクセスできるようにしましょう。
なぜなら、相手を疑うことが不仲への第一歩だから。
妙にお金が減ってるけど、心当たりがない……
こんな時、支出の履歴をチェックできれば、原因がわかるので大ごとにはなりません。
もし相手が勝手に使っていたとしても、「なぜ使ったの?」と具体的に聞いて解決すればいいだけ。
「もしかして彼が……」「きっと彼女が……」などと疑心暗鬼にならずに済むのです。
4. 相手を信頼する
お互いが支出をチェックできる状態は、あくまで「何かあった時、いつでも確認できる」という安心感のため。
細かく気にしすぎるのは禁物です。
相手を信頼して、いちいちお金の使い方を監視しないようにしましょう。
ちなみに我が家では
毎月10万円ずつ入金する共同口座から、家賃・光熱費、クレカやPayPayの引き落としなどがされます。
日常的な買い物用のクレカは2人とも使えるようになっていて、利用履歴をアプリで確認できますが、私は一度も見たことがありません……。
彼が時々チェックして、「今月は優秀だから、ちょっとぜいたくな食事をしよう!」などと提案してくれます。
わたしは「トータルで予算オーバーにならなければOK」という性分なので、彼が何に使ったかはあまり気にしていません
同棲のお金の管理でやるべきこと
お金を管理するコツを踏まえて、「具体的に何をすればいいのか」を見ていきましょう。
同棲のお金を上手に管理するために、必ずやるべきことは次の4つです。
- 共通のお財布をつくる
- 共同の銀行口座を開設する
- 共用クレジットカードをつくる
- アプリで家計簿をつける
共通のお財布をつくる
生活費を分担する場合、「2人の共通のお財布」をつくりましょう。
キャッシュレスの時代ですが、現金が必要な場面もあるので、物理的なお財布があったほうが便利です。
個人のお財布で立て替えると、お金の流れを把握しにくく、後々の精算が面倒。
ひとつお財布を用意して、いくらかの現金+キャッシュカードを入れておくのがおすすめ。
支払いをしたらレシートも保管しておきましょう。
ランチだと現金しか使えないお店も多いから、共通のお財布をもっていくよ
共同の銀行口座を開設する
家賃や光熱費など、定期的な支出は銀行口座から引き落とされます。
そこで必要になるのが、共同の銀行口座。
ひとつの口座に生活費を入金し、そこを引き落とし先に設定すれば、同棲生活の収支を一括管理できます。
口座選びのポイントは「同棲の共同口座おすすめ5選【選び方とお金管理のコツ】」を参考にしてくださいね。
共用クレジットカードをつくる
銀行口座と合わせて、共用クレジットカードもつくっておきましょう。
2人で何か支払いをする時は、基本的にクレカ払いがおすすめです。
なぜなら
・現金を補充する手間がかからない
・利用履歴が自動的に記録される
というメリットがあるから。
トラブルを防ぐためには「いつ誰が何にお金を使ったか」が明確にわかることが重要なので、現金払いよりもクレカ払いのほうが都合がいいのです。
「共通のお財布に入れた現金」はあくまで予備!
結婚しないカップルでも2枚発行できる「同棲生活におすすめなクレジットカード」が知りたい方は、下の記事もチェックしてみてください。
おすすめは「楽天カード」2枚持ち
「楽天カード」は、カップルで2枚発行して使える数少ないクレジットカードです。
家族カードが作れない未婚のカップルでも共用クレカを持てるので、生活を便利にしたい人は必見です。
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アプリで家計簿をつける
お金のことで揉めないポイントは、収支の記録をしっかりすること。
使いすぎ防止のためにも、家計簿は絶対につけておいたほうがいいです。
でも2人とも仕事が忙しくて、家計簿まで手が回らない……
ひとつひとつ手書きやExcelで記録しようとすると、気が遠くなりますよね。
自分で計算すると間違いも起きやすいので、アプリで自動化してしまいましょう。
銀行口座やクレジットカードを紐づけておけば、お金の動きや残高が簡単に“見える化”されます。
わたしは「マネーフォワード」に銀行口座やクレカを登録して、一括管理しています
上手にお金を管理して、同棲生活を成功させよう
この記事のポイントをおさらいしましょう。
- お金にまつわる同棲トラブルの原因
- 浪費
- 節約しすぎ
- 用途に納得できない
- 生活費を払わない
- 分担が不公平
- 上手に同棲のお金を管理するコツ
- 生活費の分担を明確にする
- 支出を記録する
- お互いがチェックできるようにする
- 相手を信頼する
- 同棲のお金の管理でやるべきこと
- 共通のお財布をつくる
- 共同の銀行口座を開設する
- 共用クレジットカードをつくる
- アプリで家計簿をつける
大切なパートナーと長く一緒に暮らしたいなら、「お金」は避けて通れない問題。
お金の管理を甘く見ると、大きなトラブルに発展することがあります。
でもコツを押さえて対策すれば、スムーズに同棲生活を送れますよ。
仲良く楽しい同棲生活のために、この記事で紹介した内容をぜひ実践してみてくださいね。
▼同棲準備中のカップルはこちらもチェック!