同棲する彼と内見することになったけど、何を見てくればいいの? お部屋探しで後悔しないための内見のポイントを教えて!
私に任せてください!
こんにちは、よるるです。
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。転居回数10回の引っ越しマスター。現在は彼氏と同棲3年目。
実際に同棲中の私が、同棲するお部屋を内見する時のチェックポイントをお伝えします。
同棲がうまくいくかどうかは、「部屋選び」にかかっているといっても過言ではありません。
同棲の部屋探しは一人暮らしよりも慎重に行うべきです。
ここで安易に決めてしまうと、ケンカのもとになっちゃうかも!
でも、実際内見でいろいろな部屋を見ていると、何がいいのかわからなくなってくるんですよね。
そこで、同棲の経験を活かして、内見前に準備しておくべきことと内見のコツをまとめました。そのまま使える内見のチェックリストも公開します。
ぜひ実践して素敵な同棲ライフをスタートさせてくださいね。
内見の持ち物&準備しておくべきこと
「ただ見るだけ」なら手ぶらでもOKですが、せっかく内見するなら、有意義に時間を使いたいですよね。
あとで大事な部分が思い出せなくて、もう1回内見するのは面倒すぎる!
内見時にあると便利なアイテム5つと、事前に準備しておくべきことを紹介します。
内見に持っていく物5つ
- 印刷した間取り図
- メジャー(3m以上測れるもの)
- 筆記用具
- スマホ
- 内見チェックリスト
印刷した間取り図
不動産会社の担当者が立ち会いの場合は用意してもらえます。万一もらえなかったら致命的なので、自分でもプリントアウトして持参すると安心。
メジャー(3m以上測れるもの)
部屋を採寸して、置きたい家具・家電が設置できるのか、レイアウトをどうするのか等の参考にします。手芸用の柔らかいものではなく、ロックできる固いタイプのメジャーで、3m〜5m程度の長さがおすすめ。
筆記用具
内見して気づいたことや、担当者に聞いた情報をどんどんメモします。このあと紹介する「内見チェックリスト」があればメモ帳は不要。
スマホ
ほとんどの人が普段から持ち歩いていると思いますが、絶対忘れないように。ライトやコンパスとしても活躍します。動画や写真を撮るのでしっかり充電しておいてくださいね。
内見チェックリスト
あらかじめチェックポイントをまとめたリストを持参すると便利です。作成がめんどくさいという人のために、そのまま使えるスプレッドシートを作成したので使ってください。このあと詳しく説明します。
▶リストだけさっさと入手したい方はこちらからダウンロードできます。
手持ちの家具・家電を採寸しておく
引っ越してもそのまま使いたい家具・家電がある場合は、内見前にサイズを測っておきましょう。
ソファはこの壁際に置きたいな
食器棚はサイズが合わないから買い換えなきゃ
など、内見時に具体的にイメージできます。
2人の手持ちの家具・家電が重複しているなら、このタイミングでどちらを使うのか話し合っておくといいですよ。
チェックポイント一覧をまとめる
内見前に、あらかじめチェックポイントをまとめておきましょう。
複数の物件を見て回っていると、どこの何が良かったのかわからなくなってしまいます。契約してから「思ってたのと違った」となっては遅いので、内見時にもれなくチェックして記録しておくべきです。
- 絶対譲れないポイント
- ある程度は妥協できそうなポイント
- あったら生活がスムーズになりそうな設備
このあたりを整理しておくと効率よく内見できますよ。
時間があればカップルでよく話し合って作成することをおすすめしますが、ほとんどの人が忙しくてやってられないですよね。
そこで、基本的なチェックポイントをまとめたリストを公開します。このあとの章で使い方と項目の説明を書いているので、是非活用してください。
そのまま使える!内見チェックリスト
私がオリジナルで作成した「内見チェックリスト」を公開します。無料なのでご自由に使用してください。
左上の「ファイル」> 「コピーを作成」
任意の名前をつけて「コピーを作成」をクリック
これであなたのマイドライブに編集可能なファイルが作成されます。
パートナーとファイルをシェアすれば、双方からコメントを入れられます。PC・スマホどちらからもアクセスできますし、もちろん印刷して持っていってもOK。
次に、リストの各項目について解説します。
室内のチェックポイント
☑ 部屋数・広さが十分
イメージしていた生活ができそうですか? どの部屋を何に使うか具体的に割り当ててみましょう。
まだ決めていないカップルには、「同棲におすすめの間取り」や「寝室は一緒?別々?」の記事も参考になります。
☑ 日当たり・風通しがいい
南向きで窓があっても、高い建物で遮られる場合があるので、必ず窓を開けて外をチェック。
☑ 電波が通じる
スマホの電波が届くか、各部屋やキッチン・トイレなど複数の場所で試しておきます。
☑ 騒音が気にならない
窓を開けた状態・閉めた状態それぞれで確認。外からの交通音や近隣住人(上・左右)の生活音が聞こえるか耳を澄ましましょう。
☑ バルコニーの広さ・景観
避難はしごや物干し等の設備と、隣の建物からの見え方や侵入経路の防犯面をチェック。
☑ 嫌なにおいがない
前の入居者によってはタバコやペットのにおいが残っていることがあり、なかなか取れません。
☑ 大きな傷や汚れがない
気になる箇所があったら写真に撮り、入居前に修理やクリーニングをしてもらえるのか不動産屋さんに確認します。
☑ 洗濯機置場のサイズ
ドラム式などサイズが大きいものは置けない可能性もあるので注意。
☑ 収納スペースが足りる
各部屋の押入れやクローゼットはもちろん、キッチンや洗面台、シューズボックスも要チェック。
☑ 手持ちの家具が置ける
あらかじめ手持ちの家具を採寸しておき、置きたい場所に収まるかサイズ感を確認しましょう。
☑ コンセントの数・位置
位置によって家具・家電のレイアウトが決まるので、壁からの距離・床からの高さも測ってしっかりメモ。
☑ トイレ・シャワーの水圧
水道が通っていれば実際に流してみましょう。築古物件だと弱いことがあり、修理ではどうにもなりません。
☑ 鍵の種類・交換可否
築古物件で簡単な鍵しかついていない場合、防犯性の高いディンプルキーに交換するのがおすすめ。
☑ インターホンの位置・モニターの有無
モニターがあっても、カメラの位置が悪いと訪問者が映らないことも。実際に鳴らしてみて音の大きさもチェックしておくと安心。
☑ 照明器具はあるか
電気が使えれば、スイッチを入れて明るさを確認。照明器具が付いていない物件だと持ち込まなければなりません。
☑ エアコンの有無・取り付け可否
エアコンは早めに手配しないと入居に間に合わないことも。小さい個室だとそもそも取り付けられない場合もあります。
☑ コンロの有無・数
キッチンに立ってシンクや調理スペースとの距離感、使い勝手をチェック。IHかガスかも見ておきましょう。
▼内見を機に同棲してからの家事分担についても相談しておくのがおすすめ。
マンション・アパート全体、共用部のチェックポイント
☑ オートロック・防犯カメラ
毎日使うので、鍵の差しやすさやボタンの押しやすさも試しておきたいですね。オートロックがあっても外階段から簡単に侵入できる物件もあるので注意。
☑ 宅配BOX
共働きで不在にしがちなカップルにはとても便利です。
☑ 管理人常駐
何かあった時すぐ相談できますが、厳しい人だと生活しにくいことも。勤務制なら時間帯や曜日を聞いておきましょう。
☑ 掲示物のチェック
掲示板のお知らせが整理されているマンションは管理が行き届いています。住人トラブルも推測できます。
☑ 廊下・共用部が清潔
私物がたくさん置いてあったり、ゴミや虫の死骸が放置されている物件は要注意。
☑ ゴミ捨て場が清潔
ゴミ捨てルールも確認しておきましょう。24時間ゴミを出せると便利です。
☑ 駐輪場に空きがある
自転車を使う人は導線もチェック。
☑ エレベーター・階段の位置
3階以上でエレベーター無しは結構キツいです。エレベーターや階段横の部屋は外出しやすい反面、他人の気配が気になる可能性も。
同棲ならではのチェックポイント
プラスアルファとして、「同棲ならでは」のポイントを挙げておきます。
☑ 2人分の持ち物が収まるか
2人分の荷物をまとめると、思ったより多かったりします。
- 趣味でコレクションしているものがある
- 洋服が捨てられなくてあふれそう
- 客用布団をしまっておきたい
こんなことはありませんか?
もしかしたら、自分は知らないだけで、パートナーは意外と物が多いかも。
実は私たちは引っ越し当日、トラックに2人分の荷物が積みきれなくなり、急遽もう1台頼むという失敗をしました・・・(詳しくは「引越し当日の大失敗」参照)
パートナーとしっかり話し合ったうえで、内見時に収納スペースを確認しましょう。
▼「同棲生活に必要なものって何?」という方は、こちらの記事でリストをチェックしてください。
☑ 一人きりになれる場所があるか
プライバシーに対する考え方は人それぞれですが、家の中に「一人きりになれる場所」を確保しておくことをおすすめします。
「いつも一緒にいたい!」というカップルであっても、一人になれないとツラい状況になるかもしれません。
- 急にリモート会議が入った
- 風邪で顔が腫れちゃって見られたくない…
- 友達と電話で真剣な相談をしたい
など、長く暮らしていたら突発的なトラブルも起こるからです。
それぞれの個室がなくても、「リビングと寝室を仕切れる」「広めのベランダがある」など、逃げ場があるだけでだいぶ精神的に楽ですよ。
☑ 防音がしっかりしているか
「周囲の騒音が気にならないか」だけでなく、「自分たちの生活音が外に漏れなそうか」というのも重要。
なんでかというと、一人暮らしよりも二人暮らしのほうがうるさくなりがちだからです。単純に考えて、会話が増えますよね。
それからカップルにとっては夜の生活も大切です。
「お隣さんに聞かれたら……」と気にしてセックスレスになってしまっては悲しいので、部屋の防音性をチェックしておきましょう。
コンクリート造の築浅マンションならそれほど心配いりませんが、古いアパートだと危険かも。
- 壁をノックしてみて反響を聞く
- 1人が部屋の外に出て、もう1人が中から大きめの声を出してみる
- バルコニーから部屋の中の音を聞く
など簡単なことでだいたい判断できるので、やってみてください。
同棲で後悔しないための内見のコツ
引っ越しにはお金も時間もかかるので、簡単にはやり直せません。住んでから後悔しないためのコツを3つ紹介します。
写真と動画をたくさん撮っておく
隅々まで見たつもりでも、家に帰ったら8割は忘れてしまいます。特に何件も回った日は、「どれがどれだっけ?」とこんがらがってしまうんですよね。
なので内見時に写真を撮りまくっておきましょう!
あとで写真を見返すとこんなメリットがあります。
- 部屋の印象を思い出すきっかけになる
- 見落としていた細かい点に気づける
動画はさらに臨場感があるので、内見の様子を思い出すのに役立ちます。
カップルでの内見なら、「彼が担当者と話している間に彼女が部屋を撮影する」というように役割を分けると効率的です。
近隣住人の観察
いくら部屋が素敵でも、まわりに変な人が住んでいたらイヤですよね。
「隣人ガチャ」というように運もありますが、ある程度は事前に予測できます。
- 内見時にすれ違った住人が挨拶してくれたか
- 廊下に私物がゴチャゴチャ置かれていないか
- 明らかに荒れているベランダがないか
このあたりをさりげなく見ておくといいですよ。
それから、不動産屋さんの担当者に質問するのもおすすめ。漠然と「どんな人が住んでますか?」だと答えてもらいにくいので、
「このマンションってファミリーが多いんですか?」
「一人暮らしの学生さんとかも住んでるんですか?」
のように具体的に聞くと結構教えてくれます。
物件周辺を散歩してみる
部屋はひととおり見たし、さっさと帰ろー!
ちょっと待って、それじゃもったいない!
短くても数年は住むのですから、周辺環境も大事ですよね。
不動産屋さんと別れてから、物件のまわりを散策してみてください。
- 街の雰囲気
- 最寄駅までのルート
- スーパーやコンビニは近いか
など体感しておくためです。
クリーニング出すとしたらここだな。
図書館が新しいから通いたいな。
こんなふうに、引っ越してからの生活をイメージて街歩きをしてみるのがコツ。
また、不動産店から物件まで車移動だった場合、帰りは駅まで歩いてみましょう。
距離は近くても、信号が多かったり歩道が狭かったりしてストレスがたまるルートもあります。通勤に関わるのでしっかりチェック!
▼お部屋が決まったら引越しの手配!引越し費用を節約する方法はこちらの記事で紹介しています。
まとめ:抜かりない内見で理想の物件を見つけよう!
この記事のポイントをおさらいしましょう。
- 内見の持ち物&準備しておくべきこと
- 内見に持っていく物5つ
- 手持ちの家具・家電を採寸しておく
- チェックポイント一覧をまとめる
- そのまま使える!内見チェックリスト
- 室内のチェックポイント
- マンション・アパート全体、共用部のチェックポイント
- 同棲ならではのチェックポイント
- 同棲で後悔しないための内見のコツ
- 写真と動画をたくさん撮っておく
- 近隣住人の観察
- 物件周辺を散歩してみる
- 抜かりない内見で理想の物件を見つけよう!
同棲の部屋探しは、パートナーと協力して行う大きなイベント。
自分たちにぴったりの物件が見つかれば、充実した同棲ライフにグンと近づきます。
引っ越しに失敗するとなかなかやり直しがききません。後悔しないように、内見時にポイントを押さえてしっかりチェックしておきましょう!
▼お部屋が決まったら早めに引越しの見積もりをとっておきましょう!
▼同棲におすすめの間取りが知りたい方はこちら