同棲することになったけど、家事分担てどうすればいいのかな? 女性の負担が多くなりそうで不安。もめないで仲良く家事を分担するコツが知りたい!
同棲カップルの家事分担のポイントを、実体験を踏まえて公開します。
私は同棲生活で大きなケンカもなく、平和に暮らしています。
【私の同棲経験】
1回目:大学時代に1年同棲→結婚→離婚
2回目:交際4年目の彼氏と同棲3年目(現在進行形)
同棲でも結婚でも同じですが、家事は毎日のことなので、うまく分担しないとストレスになります。
相手がいることだから、ひとり暮らしとはまた違った大変さがあるんだよね
そこで、仲良しの秘訣を考えてみました。
これから同棲を控えていて心配な人や、同棲しているけど家事分担で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲4年目。結婚しない・子供は持たない派。
同棲中の家事分担の方法
漠然と分担方法を考えていても前に進みません。まずは具体的な分担のしかたをチェックしましょう。
家事分担の3パターン
ひとくちに家事分担といっても、カップルによって分け方は違います。ここでは大きく3つのパターンに分けました。
①ルールを決めてきっちり分担
②できるほうがやる
③どちらかがメインで担当
同棲中の生活スタイルに合わせて、自分たちに都合の良い方法を見つけましょう。
①ルールを決めてきっちり分担
平等さを求めるなら、事前に話し合ってルールを決めておくといいですね。
- 共働きでお互い忙しいカップル
- どちらかorどっちもがルーズ
上記のようなカップルの場合、ルールがあったほうが安心です。
このあと家事のリストアップ例も紹介しますが、「料理は私、買い物は彼」など家事ごとに分けるか、曜日ごとに分けるのが一般的です。
②できるほうがやる
あんまりカッチリ決めたくないなぁ……
という場合は、手の空いた人が気が向いた時にやるシステムがいいでしょう。
- お互い一人暮らし歴が長い
- 2人とも自立しているカップル
上記のようなカップルだとうまくいきます。
ただ、真面目なほうに負担がかかりやすいため、思いやりを忘れるとトラブルになるかも。
③どちらかがメインで担当
主婦・主夫に近いパターン。
- 収入に格差がある
- 自由に使える時間に差がある
- どちらかが在宅ワーク
一方が学生、自営業など、収入・家事に割ける時間に差がある場合におすすめ。
基本はひとりが全ての家事をやって、もうひとりはお手伝いくらいの感じですね。お互いが納得しているのであれば問題ありません。
家事のリストアップ【サンプル付き】
多少なりともルールを決めて分担したい場合は、同棲していて必要になる家事を書き出してみましょう。
次の2パターンどちらかで家事をリストアップするのがおすすめ。
- 分類ごと(料理・掃除etc.)
- 曜日・時間ごと(朝・昼・夕方・夜)
ここでは、いかに細かい仕事(いわゆる「見えない家事」)が多いかを示すために、「料理」の項目サンプルをご紹介します。
分類 | 項目 | レベル | 分担 |
---|---|---|---|
料理 | 献立を考える | ☆☆ | 土:私 日:彼 |
食材を買う | ☆☆☆ | 2人で | |
食材をしまう・整理 | ☆ | 私 | |
下ごしらえ・料理 | ☆☆☆☆☆ | 土:私 日:彼 | |
盛り付け・提供 | ☆ | 土:私 日:彼 | |
余りものの保管 | ☆☆ | 私 | |
皿をさげる | ☆ | 各自 | |
洗い物をする | ☆☆☆ | 土:彼 日:私 | |
洗い物を拭く・しまう | ☆☆ | 土:彼 日:私 | |
食卓を拭く | ☆ | 土:私 日:彼 | |
生ごみの処理 | ☆☆ | 彼 |
「レベル」は家事にかかる時間や労力を示したもの。個人的な好みもあるので、精神的な負担度も考慮していいでしょう。
いわゆる「炊事洗濯」だけでなく、現実には細かい仕事がいっぱいあるんですよね。
実際に生活してみないと気づかないことも多いから、定期的に見直して追加していくといいよ!
「見えない家事」を見えるようにするには、こちらの書籍もおすすめ。
子どものいる家庭用ですが、162項目の「野々村妻の見えない家事リスト」も参考になります。
便利なお助けアプリ3選
最近は家事分担に便利なアプリも登場しているので賢く活用しましょう。無料で使えるアプリを3つご紹介します。
魔法の家事ノート
家事の予定を立てて、実際にこなしたことを記録できるアプリ。
5人までシェアできます。買い物リストがつくれたり、やるべきことをプッシュ通知で知らせてくれたりと、機能が充実。担当者ごとの達成ランキングがつくので、負担の偏りを可視化して調整するのに役立ちます。
Yieto(イエト)
「家事を見て、話そう」をコンセプトに掲げ、カップル間の話し合いを促してくれるアプリ。
家事分担マップでは担当している家事の割合が一目瞭然。それだけでなく「どのくらい丁寧な家事を目指すのか?」など質問に答えるで、自分たちがどういう生活を望んでいるのかを明確にしていくことができます。
家事の名は
「見えない家事」「名もなき家事」にも名前をつけてタスク化できるアプリ。
やるごとにポイントが貯まっていきます。ポイントが貯まったら2人で決めた「ご褒美」をもらえることになっているので、ゲーム感覚で楽しめます。
【実体験】わが家の家事分担
同棲3年目になる私たちの家事分担を公開します。
私たちはマッチングアプリで出会い、交際1年半で同棲を始めました。
出会いの詳細は「【Omiai体験談】30歳、マッチングアプリで彼氏に出会いました。」を読んでね
仕事は彼がフルタイム出社、私が在宅のフリーランス。家賃・生活費は完全に折半です。
家事分担の方法をお伝えしたものの、私たちは「できるほうがやる」に近く、何もルールを決めていません。なんとなくでうまくいっています。
お互いの家事スキルとこだわり
2人とも一人暮らし歴があって、自分のことは自分でできるスキルは持っています。私のほうがちょっと潔癖ですが、基本的にお互い「効率良く最低限やればOK」というスタンス。
・一人暮らし歴8年(バツイチ)
・実家では何もしなかったけれど、18歳で自立
・結婚生活ではほぼ全ての家事を担当
・ずっと自炊してきたため節約メニューが得意
・物は少なめ。整理整頓しておきたい
・洗濯は適当。柔軟剤の意味がよく分からない
・一人暮らし歴2年(バツイチ)
・30歳まで実家暮らし。家事は全て母親が担当
・結婚生活では元妻が家事担当
・アウトドア好きでサバイバル能力が高い
・物は出しっぱなしにしたほうが便利だと思っている
・家事はスマート家電に任せたい
基本は「ぜんぶ別」
私たちは結婚も子供も望まない同棲カップルです。お互い自立して一緒に暮らすパートナーというスタンスなので、家事は分担するというより「全部別」が基本。
「【同棲の寝室問題】一緒と別々、ラブラブでいられるのはどっち?」で書いているように、平日は寝室も別です。
洗濯
洗濯物はカゴを分けてあり、それぞれのタイミングで別々に洗濯機をまわします。
一緒にするのがイヤというわけではないので、「自分の洗濯物が少なくてもったいないな」と思ったら一緒に回すこともあります。
料理
料理も食事も平日は別々ですね。
私は在宅ワーカーなので毎日自炊。気が向いたら彼の分も作ります(月に何回か)。
休日は一緒に食べますが外食も多め。一緒に料理するとストレスがたまるので、どちらかが料理して、もうひとりが洗い物をするようにしています。
料理中に口出しされたり、キッチンを自由に動けなかったりすると、イヤになっちゃうんだよね(協調性が乏しい…)
どちらかが2人分のごはんを作ったら、もう一方が洗い物をします。ルールを決めたわけではなく、自然とそうなりました。
掃除
リビングや水回りなど共用部は、8割型私が掃除しています。なぜなら私のほうが求める整理整頓クオリティが高いんですよね。
彼としては「まだきれいじゃん」という状態が、私にとっては「こんなに汚い!」となるので、自分の気を済ませるために片付け・掃除をします。
俺の部屋は、びっくりするくらいのゴミ屋敷になってるよ
怖くて見れない……(プライバシー重視派なので引っ越してから一度も見ていない)
まあ、日々の掃除はお掃除ロボットに任せちゃってるんですけど。共働きなら絶対あったほうがいいです!
家事分担でもめたこと
同棲して3年になりますが、一度もケンカしたことはありません。
どちらかというと私のほうが多めに家事をしていますが、特に不満はないので、話し合う必要もないと思っています。
しいて言えば、私は物が出しっぱなしだと気になるので、リビングに彼の私物が増えてくると、まとめて渡して片付けるようにお願いします。
「散らかっててイヤだ!」とはっきり言います。ほんとは自主的に片付けてくれたら嬉しい
家事分担でケンカしないためのポイント
別々の環境で育ってきた2人が一緒に暮らすわけですから、考えが合わない部分も出てきますよね。
特に家事は不公平感が生まれやすく、ケンカの原因になりがち。
- コロナで仕事が減ってしまった
- 在宅ワークが導入された
こういう変化によってストレスが増えた、という同棲カップルもいるかもしれません。
上手に家事分担をして仲良く過ごすために大切なポイントを3つお伝えします。
- 感謝の気持ちを忘れない
- 生活費の負担割合でバランスをとる
- 共働きなら外部に頼るのもアリ
ひとつずつ説明しますね。
感謝の気持ちを忘れない
一番は「ありがとう」の気持ちを忘れないこと。これに尽きます。
相手がゴミ捨てやお皿洗いをしてくれた時、「そっちの担当だから当たり前じゃん」なんて思っていませんか? 当番を決めているとしても、何かしてくれたら「ありがとう」と言いましょう。
お皿洗いしてくれたのはいいけど、泡が残ってる……。もっとちゃんとやってよ〜!
そう言いたくなる気持ちは分かるけど、まずはやってくれたことに感謝しよう
家事に限らず、常に感謝の気持ちを忘れないことが大切。
ちょっとムッとすることがあったら、「もし相手がいなくなったら……」と想像してみてください。やっぱり寂しいですよね?
私は彼に対して「私と一緒にいてくれてありがとう」といつも思っています。
生活費の負担割合でバランスをとる
「家事をどのくらい負担するか」は「家賃・生活費をどのくらい負担するか」と反比例させるべきだと思います。理由は単純で、家事も労働だからです。
ひと昔前は、男性が外で仕事をして稼ぎ、女性が家を守るというのが標準的でした。つまりこうですね。
男性:生活費10・家事0
女性:生活費0・家事10
この割合を適宜調整しましょう。
「仕事に集中したいから家事を相手にやってほしい」ならその分お金を多く出す。「収入が少ないから相手に出してほしい」というなら家事を多くやる。
お金は折半なのに家事をやらない男性もいますが、ありえないです。もしあなたの彼氏がそういう人だったら、都合よくされているだけなので同棲は解消したほうがいいでしょう。
共働きなら外部に頼るのもアリ
共働きだと、お互いに忙しくて家が荒れがちですよね。
家事分担でケンカするくらいなら、お金を払ってでも外部に頼んだほうがいいです。お手頃な価格の家事代行サービスもありますよ。
我が家は日常的には使っていませんが、「くらしのマーケット」でエアコン取り付けや洗濯機の掃除をやってもらったことがあります。
頼れるのであれば、親にお願いしてもいいと思いますよ。ただし勝手に親を家にあがらせるとトラブルのもとになるので、事前に相手としっかり相談しましょう。
まとめ:2人に合った家事分担で仲良し同棲ライフを!
この記事のポイントをおさらいしましょう。
- 同棲中の家事分担の方法
- 家事分担には大きく分けて3パターンある
- 家事をリストアップしよう
- 便利なお助けアプリを活用
- 【実体験】わが家の家事分担
- 基本は「ぜんぶ別」で快適
- 家事分担でケンカしないためのポイント
- 感謝の気持ちを忘れない
- 生活費の負担割合でバランスをとる
- 共働きなら外部に頼るのもアリ
- 2人に合った家事分担で仲良し同棲ライフを!
家事は細かいものまで含めると無数にあります。人によって感じ方もバラバラなので、実家暮らしや一人暮らしでは気にならなかったのに、同棲だと問題になることも。
事前によく話し合っって、2人にとってベストな方法を見つけられるといいですね。
時にはもめることもあるかもしれませんが、思いやりをもって接していれば大丈夫。ひとつずつ解決して、末永く仲良しライフを送りましょう。
▼同棲で失敗したくない人は「同棲に必要なものリスト」も要チェック!