ひとり旅したいな〜。どこに行こうか迷っちゃって決められない! 国内ひとり旅ならどこがおすすめ?実際行ってみた感想も聞きたいな。
女ひとり旅なら私に任せてください!
こんにちは、よるるです。
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。学生時代にイタリア留学→ミラノで1年勤務。ヨーロッパ中心に一人旅歴10年。荷造りと旅行計画が大好き!
実際にひとりで行って楽しかった国内のスポットを、ランキング形式でご紹介します。
私は留学していたヨーロッパを中心に、国内外各地をひとり旅してきました。基本的にツアーには頼らず、全て自力で計画&手配。
失敗もありますが、おかげで自分好みのマイナースポットにもばっちり行けてます。
今回は数々訪れた国内スポットの中でも、「ここはおすすめ!」という場所を完全主観でランキングにしました。
正直好みや気分によるところですが、どこもよかったのは間違いないです。これからひとり旅しようと思っている方、ぜひ旅行先選びの参考にしてくださいね。
旅行先の選び方3つのポイント
そもそも何を基準に選んだらいいかわからない……
条件によって旅行先の選択肢を絞ろう!まずは次の3つの質問に答えてみてね
1. 日数はどれくらい?
まずは何日休みを取れるのか確認しましょう。
土日で行くなら1泊2日、翌日仕事でも支障が出ないような近場のゆったりプランがおすすめ。
有休を使うなどして長期休みが取れるなら、少し足を延ばしてリゾート地でくつろいだり、いくつか観光地を組み合わせてアクティブに動くのもいいですね。
私の場合、1週間以上休みが取れたら海外旅行を検討するので、国内ひとり旅は1泊2日か2泊3日が多いです。
2. 予算はどれくらい?
今回の旅にどれくらいお金をかけられるのかも決めておきましょう。
たとえば上限5万円と決めたら、まず必須の支出と変動する支出に分けて考えるのがポイント。
必須の支出:交通費、宿泊費
変動する支出:食費、観光費(入場料など)、お土産代
あとは旅のテーマにしたがって、どこに重点を置くかで予算を振り分けていきます。
「宿でのんびりしたいから、宿泊費を優先して観光は最低限にする」「ごはんを堪能したいから、移動は安い高速バスにする」などバランスを取って配分しましょう。
3. 今回の旅のテーマは?
テーマを明確にしておくと、旅の印象がぐっと鮮やかになります。
難しく考える必要はなくて、今回の旅で一番やりたいことをひとつ取り出せばいいだけです。
- 旬のカニを堪能する
- 有名な画家の絵を鑑賞する
- 自然の中を静かに散策する
- ご利益のある神社にお参りする
- 部屋から海の景色を眺める
- 地元の人と話をする
などなど、やってみたかったことを旅で実現していきましょう!
私はアートが好きなので、地方の美術館を目当てに旅を計画することが多いです。
日数、予算、テーマが決まったら、さっそく宿と交通手段を確保!格安航空券とホテルがセットで探せるエクスペディアがおすすめ!
国内ひとり旅スポットBEST10
今までひとり旅で行ったところの中から、勝手にランキングを作成しました。私の中では1位と2位はぶっちぎりですが、あとは今の気分で決めたかもしれません(笑)
1位【豊島/香川県】自然×アートでゆったり瞑想
「瀬戸内国際芸術祭」でアートな島めぐりをすることになり、日程的に行ける範囲だったので訪問
国内ナンバーワンは瀬戸内海に浮かぶちいさな島、豊島(てしま)!
1日でぐるっとまわれるくらい小さいのですが、見ごたえのある現代アートが点在しています。
中でもアーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」は最高中の最高。美術館と名がついているものの、半分野外のようなコンクリートの建物で自然の光、風、音、水の動きを堪能するという瞑想空間。
オフシーズンに行った時は2時間くらいごろごろ寝そべって過ごしました。ものすごく癒やされるのでぜひ一度は体験してみてください。
2位【十日町/新潟県】里山でアート巡り
「大地の芸術祭」で里山のアートめぐりをし、ブログに記録を残すため訪問
こちらも芸術祭。瀬戸内が海に囲まれているのに対し、十日町を中心とした越後妻有は里山エリアです。真夏に行ったのですが、棚田の緑がまぶしく、日本の原風景の美しさに心打たれまくりでした。
自然と融合した現代アートも楽しいし、なによりごはんがおいしい!!
野菜も肉もお米も、「こんなにおいしい素材あったんだ!日本最高!」といちいち感動させてくれるんです。新潟は日本酒もおいしいし、天国みたいでしたね。
3位【尾道/広島県】猫との出会いとサイクリング
長めの休みが取れたので、体を動かす健康的な旅をしようと思い、しまなみ海道サイクリングへ
橋を渡って島々を駆け抜けるしまなみ海道は、サイクリストたちに大人気。
私は運動が苦手なほうなので全然サイクリストではないのですが、潮風を受けながらのサイクリングはとっても気持ちよかったです。
ただ橋を目指して山道を登るのは予想以上にキツくて、自転車を押して歩く場面も多々ありました。
スタート地点として滞在した尾道は、段差のある小道がたくさんあって、子供の探検心をくすぐるような町。早朝に散歩していたら、たくさんの猫たちに出会えてほのぼのしました。
ちなみに「うさぎの島」として知られる大久野島にも行きました。
4位【箱根/神奈川県】ゆったり温泉と美術館
仕事に疲れてリフレッシュしたいな〜という時、ぱっと出かけます
箱根は東京から近いので何度も行っているのですが、やっぱりいいですよね。
昼間は美術館で文化人気分を楽しみ、夜は温泉にゆっくりつかる。大人の休日って感じです。
仕事で嫌なことがあった時に、とりあえず荷物を詰めて出かけたことも。「箱根彫刻の森美術館」や「ポーラ美術館」は、美術鑑賞だけでなく森林浴もできるんです。
すっかり気持ちがほぐれて、「明日からまた頑張ろう!」と決意して帰ってこれました。
5位【笠間&益子/栃木県】心ゆくまで、やきものめぐり
引っ越したので素敵な器をそろえたいなーと思っていたところ、知人に勧められた場所です
益子焼は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? 益子町では年に2回、大規模な陶器市が開催されています。
とはいえ、普段から器のお店がずらっと並んでいるので、陶器市の開催期間以外でも十分楽しめますよ。
笠間は益子から車で40分程のところにあります。益子よりも規模が小さいですが、個性的な窯元があり、こだわりの器探しにぴったり。
セレクトストア「回廊ギャラリー 門」は、中庭がある空間自体がおしゃれなので、ぜひ立ち寄ってくださいね。
6位【由布院/大分県】おしゃれ温泉街でリフレッシュ
九州に行ったついでに、有名な温泉街に一度行ってみようと思った
由布院は温泉街の中でもスタイリッシュにアップデートされています。ありがちな「さびれた感」がないんですよね。なので、若い女性がひとりでいても悲壮感がないかなと思います。
隠れ家的なちょっといい温泉宿に泊まって、おしゃれして散策。金鱗湖という大きい湖や可愛いカフェなんかもありつつ、全体的にコンパクトにまとまっているので疲れません。
「COMICO ART MUSEUM」は静かに厳選された現代アートと向き合えておすすめ。あと「ミルヒ」のケーゼクーヘン(焼き立てチーズケーキ)がめちゃくちゃおいしくて3回買いました。
7位【新潟/新潟県】ほろ酔い日本酒飲み比べ
今はなき現美新幹線に乗りたかった。あと家の日本酒ストックがなくなったので、蔵めぐりして仕入れてこようと思った
瀬戸内に次いで気に入っているのが新潟県。十日町の項でも書きましたが、本当にごはんもお酒もおいしいんですよ。
新潟駅、越後湯沢駅、長岡駅には「ぽんしゅ館」という酒好きには夢のようなショップがあり、新潟の全ての酒蔵の銘柄がセルフで利き酒できるんです。
私は新潟店と越後湯沢店に行ったことがありますが、知らなかった銘酒に出会えるので本当にありがたいです。
酒蔵も多いので見学すると楽しいですよ。新潟駅から徒歩で行ける「今代司酒造」は丁寧なガイドもあっておすすめ。
8位【金沢/石川県】21世紀美術館で刺激をゲット
現代アートで有名な「金沢21世紀美術館」に行ってみたかった
シンプルに美術館目当てで行ったのですが、本当に素敵な美術館でした。
レアンドロ・エルリッヒというアルゼンチン出身のアーティストによる作品《スイミング・プール》が有名。これは写真を撮ってワイワイ楽しみたいところですが、ひとりなのでひっそり「すごーい」と眺めて終わりにしたのがちょっと残念。
他にはそんなに観光スポットが多いわけではないので、日本三名園のひとつ兼六園をのんびり散歩しました。町家では日本の風情を感じることができましたが、思ったより小規模でしたね。
9位【養老町/岐阜県】養老天命反転地で五感解放
「養老天命反転地」に一度行ってみたかった
養老天命反転地というのは、荒川修作+マドリン・ギンズが構想した施設で、養老公園の中にある体験型アートです。もう子供に戻って全身で楽しむ感じ。
東京都三鷹市に「養老天命反転住宅」という集合住宅があり、見学してとても興味深かったので、岐阜のほうにも行ってみたいとかねてから思っていました。
養老公園に行くために養老鉄道というローカル列車に乗るのですが、これまた楽しい。海外でも体験したことがないくらいガタンゴトン揺れるんです。体浮くかと思いました。
岐阜県って旅先としては盲点だと思いますが、養老町では非日常な体験ができるので検討してみてください。
10位【富山/富山県】コンパクトに現代建築を満喫
利賀村の演劇オリンピックに行くことになった時、富山県美術館が楽しいと聞いたので寄ることに
富山は金沢とセットでまわってもいいですね。
利賀村で開催された「シアター・オリンピックス」という国際演劇祭は、アクセスの難易度が高く内容もマニアックなのでいったん置いておきましょう。
市内の見どころは富山県美術館と富山市ガラス美術館。どちらも建築そのものがアートのようで、外から眺めても中を歩いても素敵な気持ちになれます。
ガラス美術館には図書館が併設しているので、のんびり過ごすこともできます。富山美術館のそばには、世界一美しいと言われるスタバもありますよ。
まとめ:さあ旅に出よう!国内には素敵なスポットがいっぱい
この記事のポイントをおさらいしましょう。
- 旅行先の選び方3つのポイント
- 日数はどれくらい?
- 予算はどれくらい?
- 今回の旅のテーマは?
- 国内ひとり旅スポットBEST10
- 1位【豊島/香川県】自然×アートでゆったり瞑想
- 2位【十日町/新潟県】里山でアート巡り
- 3位【尾道/広島県】猫との出会いとサイクリング
- 4位【箱根/神奈川県】ゆったり温泉と美術館
- 6位【由布院/大分県】おしゃれ温泉街でリフレッシュ
- 7位【新潟/新潟県】ほろ酔い日本酒飲み比べ
- 8位【金沢/石川県】21世紀美術館で刺激をゲット
- 9位【養老町/岐阜県】養老天命反転地で五感解放
- 10位【富山/富山県】コンパクトに現代建築を満喫
- さあ旅に出よう!国内には素敵なスポットがいっぱい
ひとり旅で国内各地を巡ってきましたが、「来なきゃよかった……」と後悔したことは一度もありません。思わぬ出会いもあったりして、毎回経験値が上がっています。
旅先での出会いの体験談は、「ひとり旅で異性との出会いはある? 4つの体験談と出会うコツ」をチェックしてみてね
この記事で紹介した以外にも、また行きたい素敵な場所がたくさんありました。お気に入りスポットには何度も行きたくなりますが、まだ行ったことのない場所も多いので、いつも迷っちゃいます。
ひとり旅はとっても楽しいので、みなさんもぜひいろいろ出かけてみてくださいね。国内ひとり旅に慣れたら、海外だってへっちゃらですよ。