彼と「試しに一緒に住んでみようか?」っていう話が出てるんだけど、お試し同棲ってしたほうがいいのかな?
結論から言うと、将来を見据えてお付き合いをしているカップルには、1ヶ月程度のお試し同棲はおすすめです。
ただしメリットとデメリットの両面があるので、この記事で詳しく解説します。
また、「お試し同棲にかかる費用は?」「どうしたら安く済ませられる?」という疑問も解決していくので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲4年目。結婚しない・子供は持たない派。
お試し同棲の期間は1ヶ月がおすすめ
同棲は結婚していないカップルが一緒に暮らすことですが、「お試し同棲」は本格的な同棲よりも短期間で、いわばトライアルのようなもの。
お試し同棲の一般的な期間は1週間から2ヶ月程度です。
おすすめの期間は1ヶ月
期間で悩んでいるなら、とりあえず1ヶ月に設定するのがおすすめ。
1週間だと旅行と変わらないので、お互いへの理解が深まる前に終わってしまいますし、2ヶ月以上になると金銭的負担が大きくなってきます。
1〜2週間:長めの旅行と変わらず、同棲の意味がない
1ヶ月前後:お互いを知れる+リスクが低い=ちょうどいい!
2ヶ月以上:金銭的負担が大きい
お試し同棲のメリット
お試し同棲の主なメリットは次の3つです。
1. 本格的な同棲よりもリスクが低い
本格的に同棲するとなると、準備も大変ですし、簡単には解消できません。
また、長く住むなら職場へのアクセスや間取りなども慎重に考える必要があります。
その点、お試し同棲なら短期間なので気軽に始められます。
物件に多少不満があっても乗り切れますし、万一相手とうまくいかなくなっても、お試し期間終了後にもとの生活に戻ればいいだけ。
本格的な同棲で懸念されるようなことは、ほぼ気にしなくて大丈夫です。
言わなければ周りにもバレないので、親への挨拶をしなくても大丈夫
2. 結婚生活を体験できる
リスクが低いわりに、同棲のメリットはきっちり享受できます。
なんといっても、結婚生活を体験し、2人の暮らしを具体的にイメージできる点は大きいですよね。
長く付き合っているカップルでも、いざ一緒に生活してみると、今まで知らなかった面が見えてきます。
お試し同棲で2人の仲を深めておけば、いざ本格同棲や結婚となった時、「イメージと違う!」という事態になりにくいかもしれません。
3. 将来を話し合うきっかけになる
結婚願望はあるけれど踏み切れない……
この人は生涯を共にする相手だろうか?
こんなふうに悩んでいる場合にもお試し同棲は効果的です。
実際に一緒に暮らしてみることで、2人の将来をイメージしやすくなるため、今後のことを考えたり話し合ったりするきっかけが生まれます。
「彼がなかなかプロポーズしてくれない!」という人は、モヤモヤ悩んでいるより、いったんお試し同棲に誘ってみてはいかがでしょうか?
お試し同棲のデメリット
しかし、お試し同棲にもデメリットはあります。
1. 別れのきっかけになる可能性も
お試し同棲によって将来を考えた結果、残念ながらお別れを選択するカップルもいます。
生活スタイルの違いで衝突したり、毎日一緒にいたら嫌な面が見えてきたり……
そこを乗り越えられるかどうかが、お試し同棲後も交際を続けられるかのカギになります。
1ヶ月の同棲でうまくいかなければ、何十年にもわたる結婚生活は無理!
結婚してから相性の悪さに気づくくらいなら、お試し同棲の段階で気づけてラッキーともいえます。
どうしても合わないのなら仕方ないので、別れて気持ちを切り替えましょう。
2. 同棲期間中は費用負担が増える
同棲するための部屋を借りる場合、家賃が発生します。
お試し同棲は短期間なので、今住んでいる家もキープすることになります。
賃貸暮らしだと、今借りている家の分+同棲用の家の分、家賃を二重で支払うことに……!
さらに光熱費などもかかるケースが多く、どうしても費用負担が増えてしまいます。
ただ、負担が増えるといっても1ヶ月程度のこと。
カップルの将来のために必要な投資と考えれば、多少の出費も決して無駄ではありません。
お試し同棲の費用と安く済ませるコツ
とはいえ、費用負担は少しでも軽いほうがいいですよね。
お試し同棲にかかる費用の目安と、なるべく安く済ませるコツを紹介します。
1ヶ月のお試し同棲にかかる費用の目安
住む場所やカップルの経済事情によりますが、ざっくり20万円(1人あたり10万円)あれば足りるでしょう。
詳しくみていきますね。
同棲にかかるお金の内訳
1ヶ月の生活には、最低でも以下の費用がかかります。
中でも大きいのが「家賃」
この中で、最も比重が大きいのが家賃です。
ちなみに私たちカップルはお試しではなく本格的に同棲していて、1ヶ月の標準的な出費は約18万円。うち13万円が家賃です。
同棲を始める時にはさらに出費が
本格的に引っ越すとなると、月々の家賃だけではなく、初期費用(敷金・礼金合計で家賃の2〜3倍が相場)、早期解約時の違約金などがかかる可能性があります。
家賃がらみの費用をどれだけ抑えられるかが、お試し同棲における節約のカギ。
同棲物件を工夫すれば無駄な出費をしなくて住むので、その方法を2つ紹介します。
節約方法①片方の家を利用する
最も簡単なのは「一方が一人暮らししている部屋を利用する」という方法です。
これなら新しく物件を探す必要もありませんし、もう一方が旅行程度の荷物を持ってくるだけでOK。経済的な負担はほぼゼロです。
ただし、この方法はおすすめしません。
なぜなら、「お泊りの延長」という感覚になってしまい、お泊りする側がどうしてもお客さん状態になってしまうから。
これではお試し同棲をする意味がありません。
しかも、一人暮らしで契約している物件に2人で住むのは、基本的にルール違反。
1、2泊ならたいていは見逃してもらえますが、1ヶ月ともなると、事前に管理会社や大家さんに相談する必要があります。
節約方法②家具付きマンスリーマンションの利用
そこでおすすめなのが、家具付きマンスリーマンションの利用です。
マンスリーマンションは初期費用がゼロもしくは安価で、必要な家具家電がそろっているため、短期間だけ借りたいカップルにぴったり。
たとえば goodroom のサブスくらし は最短2週間から利用でき、1日500円の追加料金で2人暮らしも可能です。
Airbnb でも、全国のマンションやアパート、一軒家を好きな日数借りて、2人での日常生活を体験できますよ。
1ヶ月のお試し同棲はメリットが大きい!
お試し同棲は気軽にできるので、2人の将来を具体的にイメージしてみたいカップルにおすすめです。
婚約の前段階としてはもちろん、「本当にこの人でいいのかな?」と迷った時にも、決断のきっかけを与えてくれるかもしれません。
家具付きマンスリーマンションなどを使えばお金の負担も少なくて済むので、ぜひ2人で検討してみてくださいね!
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