同棲って予想以上にお金がかかるけど、結婚のためにちゃんと貯金したい。同棲生活でできる具体的な節約術を教えて!
「二人で暮らしたら貯金しやすいと思ってたのに、意外とお金が貯まらない……」
「思ったより生活費が高くて、彼と気まず雰囲気になっちゃう……」
こんなふうに悩んでいませんか?
一緒にいられるだけで幸せとはいえ、やっぱりお金は大事。
「金の切れ目は縁の切れ目」という恐ろしい言葉もあるように、金銭管理を怠るとケンカや破局につながりかねません。
この記事では、同棲前・同棲中それぞれの節約術を紹介します。
しっかり実行すれば、お金をめぐるトラブルが減り、浮いたお金を旅行や結婚式の費用にあてられますよ。
2人の明るい未来のために、ぜひ一読をおすすめします!
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲4年目。結婚しない・子供は持たない派。
同棲は一人暮らしよりも節約になる
お互い一人暮らしをしていたカップルの場合、同棲をすること自体が節約になります。
一人暮らしよりも二人暮らしのほうが、一人当たりの生活費が安く済むからです。
参考までに、それぞれの生活費を比較してみましょう。
生活費を比較!同棲vs一人暮らし
総務省統計局の家計調査報告(2023年)をもとに、同棲と一人暮らしで月平均いくら支出があるのかまとめました。
同棲(一人当たり) | 一人暮らし | |
生活費(月平均) | 14.7万円 | 16.7万円 |
住居賃 | 0.5万円 | 2.4万円 |
水道光熱費 | 1万円 | 13万円 |
食費 | 3.6万円 | 4.2万円 |
※表の「同棲」は調査の「2人世帯(勤労)」を参照しているため、法律婚夫婦も含まれます。
※「生活費」にはこのほか交際費、医療費、洋服代など、さまざまな項目が含まれています。
※住居費は地方や持ち家に住む人たちが押し下げていると思われるため、都内賃貸住まいの人にはあまり参考になりません。
全体的に、同棲のほうが割安なことがわかります。なぜなら固定費を割り勘にできるから。
家はバスルームやキッチンなど共用スペースがあるので家賃を抑えられますし、インターネット代なども2人で使ったほうがお得です。
同棲前にできる節約術
同棲は一人暮らしより割安とはいえ、将来のためにもできるかぎり出費を減らしたいですよね。
特に同棲を始める時は、初期費用が数十万円〜100万円ほどかかります。
同棲前に節約しておくことで、その後の生活が楽になりますよ。
家賃を抑えよう
賃貸暮らしの場合、月の支出の大きな部分を占めるのが家賃です。
一度契約してしまうとすぐには引っ越せないため、あとから減らせない固定費でもあります。
なので、家賃については物件契約前によく考えてください。
時間に余裕をもって部屋探しを始め、さまざまな間取りを見ながら相場感をつかんでおくのがおすすめです。
goodroom 賃貸にはおしゃれな部屋が多くて、サイトを一緒に見るだけでも楽しいよ!
引越し代を抑えよう
引越しにも数万円〜十数万円がかかりますが、工夫しだいでかなり費用を抑えることができます。
特に「相見積もりをとって交渉する」では、最初の提示額の半分くらいまで下げられた経験があります。
賢い見積もりの取り方は下記の記事にまとめたので参考にしてくださいね。
必要最低限のものをそろえよう
大好きな彼と一緒に住める!ワクワク!!!
とテンションが上がりすぎて、新生活のためになんでもかんでも買いまくっていると、あっというまにお金がなくなってしまいます。
はじめは必要最低限のものだけをそろえ、生活を豊かにしてくれるプラスアルファのアイテムは少しずつ買い足していくのがおすすめ。
同棲開始と同時に必要になるものが知りたい人は、こちらの記事をのぞいてみてください。
同棲生活の節約は、まず家計の把握から!
すでに同棲しているカップルも、今からできる節約術はたくさんありますよ。
節約でなにより大切なのは、「いつ何にいくらお金を使っているか」を正しく認識すること。
「いつのまにかお金が足りなくなっている……」という場合は、まず家計の把握から始めましょう。
- 共同口座(ふたりのお財布)は必須
- 共用クレジットカードがあると便利
- 生活費分担のルールを決めておく
共同口座(ふたりのお財布)は必須
カップルがお金をうまくコントロールするためには、共用のお金を入れておく「ふたりのお財布」が必須。
実際のお財布を用意して現金を入れておくより、銀行口座をつくって預金しておいたほうが使い勝手がよくておすすめです。
共用クレジットカードがあると便利
共用クレジットカードをつくり、共同口座を引き落とし先に設定しておくと、さらに効率的に家計管理ができます。
クレジットカードは家計簿をつけなくても自動的に利用履歴が残るので、お金の流れがわかりやすく、無駄なトラブルを避けられます。
生活費分担のルールを決めておく
お金にまつわる不満はケンカの原因になりがち。
「何をどちらが支払うか」が明確になっていない場合は、おおまかでもいいので生活費分担のルールを決めましょう。
すぐやろう!同棲カップルの節約術5選
毎日の小さな出費も、積み重なると大きな額になります。
ガマンのしすぎは禁物ですが、ちょっと工夫するだけで、無駄な支払いを減らすことができますよ。
日々の生活に取り入れやすい節約術を5つ紹介するので、ぜひ実行してみてください。
1. 先取り貯金で賢く節約
使いすぎを防ぐためには「先取り貯金」が有効です。
先取り貯金=先に貯金分をよけておき、残りのお金だけでやりくりする方法
「余ったら貯金すればいいや」と思っていると、あるだけお金を使ってしまい、月末には赤字になってしまうことも。
「ひとり1万円ずつ」などと決めて貯金専用口座に入れておけば、確実にお金を貯めることができます。
2. 計画的な自炊で食費を節約
共働きで忙しいからといって頻繁に外食をしていると、食費がとんでもないことになります。
独身サラリーマンで毎日外食し、1ヶ月の食費が7〜8万円かかるという人も……
自炊すれば食費半分以下になりますよ!
ただし、いくら自炊でも、無計画に毎日買い物をしていると節約になりません。
買い出しは週1、2回にまとめ、冷蔵庫にあるもので献立を考えるクセをつけましょう。
せっかく2人いるので、大容量のお買い得品を買うとお得です。
3. おうちで過ごしてデート代を節約
同棲のいいところは、交通費やデート代をかけなくても毎日会える点です。
マンネリ化しない程度に外出を減らし、おうちで過ごす休日を増やしましょう。
配信サービスなどを上手に利用すれば、おうちでも楽しいデートができますよ。
4. 仲良くモノを共有して節約
せっかく一緒に住んでいるので、共有できるものは共有しましょう。
ドライヤーや電動歯ブラシの本体といった電化製品は、こだわりがなければ1台でもOK。
食器やアクセサリーなどを一緒に使えば、保管場所の節約にもなります。
5. 家族プランでお得に節約
さまざまなサービスが、個別に契約してするよりもお得な家族プランを提供しています。
戸籍上の関係がなくても、生計や住所が同じなら申し込めるプランも多いので、ぜひ確認してみてください。
私たちは事実婚ですが、
・Spotify(音楽ストリーミング)
・ネイティブキャンプ(オンライン英会話)
といったサービスの家族割を利用しています。
それぞれが類似サービスを契約している場合、相談してひとつにまとめるのがおすすめです。
無理のない節約で同棲生活を豊かに!
お金が絡むと、親しい仲でも深刻なトラブルが起こりかねません。
反対にお金に余裕があると、心にも余裕が生まれ、カップルの仲を円満に保ちやすいです。
あまりに厳しい節約は続かないので、ふたりで楽しみながらできる範囲で、節約術を取り入れてみてください。
結束が強まり、より豊かな同棲生活を送れるようになりますよ。
お金が貯まったらディナーに行こう!などごほうびがあると、ワクワクしながら過ごせるよ