同棲の生活費って、どう分担したらいいんだろう?パートナーとうまくやっていくための方法やコツが知りたい!
ワクワクドキドキな同棲ですが、お金の問題は避けて通れませんよね。
同棲3年目の私は、家賃・光熱費・食費等、すべて彼と折半しています。収入は彼のほうが多いですが、特に不満はありません。
家事も「自分のことは自分でやる」スタイル。詳しくは「同棲の家事分担どうする? 家事リスト&ケンカにならないコツ」にまとめています。
今回は実体験を踏まえて、3つの生活費分担方法のメリット・デメリットや、揉めないためのコツを解説します。
わが家のリアルな生活費も公開しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲3年目。結婚しない・子供は持たない派。
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同棲の生活費は折半? わが家の事例も公開
同棲の生活費、みんなどうしてるのかな?
まずは世の中の同棲カップルがどうしているのか、実情をのぞいてみましょう。
同棲カップル1ヶ月の生活費平均
1ヶ月にかかる生活費の相場はどれくらいなのでしょうか? 総務省統計局のデータによると、二人暮らし世帯の平均生活費は下記のとおり。
二人暮らし世帯の生活費(1ヶ月あたり)
※総務省統計局の「家計調査 2021年次 世帯人数別(表3-1)」をもとに作成
食費 | 6.7万円 |
水道・光熱費 | 3.2万円 |
家具・家事用品 | 1.2万円 |
合計 | 11.1万円 |
家賃は地域ごとに差が大きいため含めていませんが、東京都23区内だと1LDKで平均14.62万円が相場となっています。(出典:CHINTAI 二人でぺやさがし)
上記の生活費と合わせると、月額25万円ほどになりますね。このほか、個人で契約しているスマホ代や、交際費、美容院代などがかかります。
「結構かかるなぁ……」と感じるかもしれませんが、それぞれ一人暮らしでデート代を使うよりは節約になるのではないでしょうか?
生活費を折半にしているカップルの割合
では、生活費の負担割合はどのようになっているのでしょうか?
(対象:未婚男女300名のうち同棲中の30人、出典:マイナビニュース)
ニュースサイトの調査によると、「生活費をすべて合計したうえで均等に支払う」、つまり折半がおよそ4割。
他のアンケート結果を見ても、同棲カップルの3〜4割が生活費折半を選択しています。
【大公開】同棲生活1ヶ月の費用事例
私たちの1ヶ月の生活コストを公開します。
同棲3年目のお互いバツイチカップルで「結婚しない・子どもは持たない」という選択をしています。(結婚しない理由はは「なんで結婚しないの?」の回答例と本当の理由」に書いています)
【当時の私のスペック】
30歳 / 会社員 / 年収450万 /身長158cm / 体重48kg / バツイチ子なし
【当時の彼のスペック】
35歳 / 会社員(役職あり) / 年収650万 / 身長185cm / 体重65kg / バツイチ子なし
生活費折半を選択しているわが家のスタイルはこちら。
- 共用口座に毎月10万円ずつ入金
- その口座から家賃・光熱費を引き落とし
- 食費や外出時はクレカで支払い→共用口座から引き落とし
- 10万円以外は個人の財布で自由に管理
標準的な1ヶ月の出費はこんな感じです。
家賃(埼玉県・3LDK) | 13万円 |
食費(外食含む) | 3万円 |
水道代 | 5千円 |
電気代 | 6千円 |
ガス代 | 5千円 |
カーシェア | 2千円 |
その他雑費(日用品など) | 3千円 |
合計 | 18.1万円 |
毎月2人で合計20万円入金しているので、1〜2万貯金できます。
余った分で温泉旅行に行ったりできてる!
光熱費なども特に節約は考えず、普通に暮らしています。一緒に食事するのは週末だけなので、平日の食費は別途個人でかかってますけどね。
同棲の生活費分担3パターンとメリット・デメリット
生活費の分担には、折半以外にもやり方があります。
主に次の3パターンです。
①きっちり折半
②どちらかが多く払う
③項目別に担当を決める
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
パターン①きっちり折半
共働きカップルに人気の「折半」。家賃や生活費を合計したうえで、同じ金額ずつ支払うパターンです。
- 対等な関係でいられる
- 家計全体のお金の流れが把握しやすい
- 家事分担も平等にしないと不満がたまりやすい
- 収入が少ない方の負担が大きい
「同額を払う」というのは一見平等ですが、収入が多い方の生活レベルに合わせると、少ない方が金銭的に苦しくなってしまいます。
また、どちらかが家事をしなかったり、極端にごはんをいっぱい食べたりすると、もう一方が不満を感じることも。
パターン②どちらかが多く払う
負担する割合を7:3や8:2などにする、もしくは一方が全額を払うパターンです。2人の収入に差があるカップルに向いています。
- 収入差があっても生活しやすい
- 家事分担や食事量の差を調整できる
- 一方に負担が偏る可能性が高い
- 力関係が生まれやすい
結婚を見据えて、同棲時からお財布を一緒にするという選択もあります。
仕事が忙しく収入が多い彼が家計を負担するかわり、彼女が家事を担当するなど、金銭的な負担と家事の負担でバランスをとれると理想的ですね。
パターン③項目別に担当を決める
「家賃は彼女、食費は彼」など、支出項目ごとに分担するパターン。一人暮らしの家に転がり込む形で同棲が始まった場合、家賃の支払いはもともと住んでいたほうが続けることになりやすいです。
- 個人の資産を管理しやすい
- 細かい計算がいらず手間がかからない
- 家計の全体像が把握しにくい
- 項目によっては月毎に変動がある
共通のお財布がいらないので、自分の手元のお金は管理しやすいです。
ただし、家賃は毎月固定ですが、光熱費や食費は変動するため、項目によっては出費が読みづらくなります。
彼女が光熱費担当だから、「エアコン使いすぎないでよ!」って怒られた……
というように、節約を意識してギスギスしてしまったというケースもあるので注意。
▼同棲向けのクレジットカードはこちらをチェック!
同棲の生活費で揉めないためのコツ
いくらラブラブでも、お金が絡むと揉めてしまうことも。ここで紹介するコツを押さえておけば、お互い気持ち良く生活できますよ。
同棲前にルールを決めておく
大切なのは事前にルールを決めておくこと。ルールといっても、何から何までガチガチに固める必要はありません。
- 同額ずつ出し合って、家賃と生活費をやりくりしよう!
- 家賃を払うから、光熱費と食費をお願いね。
など、ざっくり方向性を共有できていればOKです。細かいことは日々生活する中で決めていけば間に合います。
これができていないと、不満やトラブルに発展してしまうかも。
あれ、彼が多めに払ってくれると思ってたのにな〜
えっ、これも俺が払うの? 不公平だな……
こんなふうにすれ違いが生まれたらイヤですよね。
勝手な思い込みはせず、お互い納得したうえで同棲生活をスタートさせましょう。
家計簿などで収支を管理する
何にどれくらいお金を使っているのか、収支を見える化しておくことも重要です。
いつのまにか予定していた生活費をしていたら、誰が不足分を補うんですか?ケンカまでいかなくても、なんだか嫌な気持ちになりますよね。
私たちはスマホアプリで、共通の銀行口座の残高とクレジットカードの利用状況を各自チェックできるようにしています。節約した分は貯金しておいて、旅行やディナーなどのお楽しみや、家電新調などの臨時出費に。
最近は家族でシェアできる家計簿アプリもあるので、活用するとらくちんですよ。
不満はきちんと伝えて話し合う
実際に同棲を始めてみたら、費用負担がうまくいかずに不満が募ってしまうこともあります。
ほっておくと最悪、同棲解消に至ってしまうかも……。
- 家事の負担が偏ってるのに、生活費は完全折半
- 決めておいた生活費を出してくれない
といった原因でストレスを抱える人が多いようです。
不満があるなら、きちんと話し合いましょう。気まずくても本気で向き合わないと解決できません。
喧嘩腰にならず、「こうしたらもっと良い関係が築けると思う」とポジティブに伝えるのがポイント!
話し合いを重ねて、「2人にとってのベスト」を見つけよう!
この記事のポイントをおさらいしましょう。
- 同棲の生活費は折半? わが家の事例も公開!
- 同棲カップル1ヶ月の生活費平均
- 生活費を折半にしているカップルの割合
- 【大公開】同棲生活1ヶ月の費用事例
- 同棲の生活費分担3パターンとメリット・デメリット
- パターン①平等に折半!
- パターン②どちらかが多めに払う
- パターン③項目別に担当を決める
- 同棲の生活費で揉めないためのコツ
- 同棲前にルールを決めておく
- 家計簿などで収支を管理する
- 不満はきちんと伝えて話し合う
- 話し合いを重ねて、「2人にとってのベスト」を見つけよう!
生活費の分担方法は単純な折半だけではありません。「一度決めたら絶対こう!」というわけでもないですし、ライフステージによって変えていくのも自然なこと。
お金の問題はデリケートですが、長く付き合っていくパートナーだからこそ、腹を割って話すのがおすすめです。
それぞれの生活スタイルや性格によって向き・不向きがあるので、よく相談しながら「2人とってのベスト」を模索していきましょう。
幸せな同棲生活を目指している人は、揉めがちな「同棲生活の家事分担」についての記事も読んでみてくださいね。
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▼同棲生活のために揃えておきたい「必要なものリスト」はこちら!