カレとの共用カードを作りたい。楽天の「家族カード」ってどうなのかな?
カップル・夫婦の生活費支払いをまとめて、家計管理をラクにしたい。
そんなふたりは、クレジットカードの家族カードを作ってはいかがでしょうか?
「楽天カード」なら簡単に家族カードが作れるうえに、生活しているだけでポイントがたまってお得ですよ!
とはいえ、クレジットカード選びには慎重さも必要。
「楽天の家族カードってどうやって作るの?」
「本カードと比べてどんなメリットやデメリットがあるの?」
といった疑問をこの記事で解決していきます。
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。バツイチ同士で同棲3年目。結婚しない・子供は持たない派。
楽天カードの家族カードの作り方
カップル共用として最も向いているクレカは「楽天カード」もしくは「楽天プレミアムカード」です。
同棲4年目の私たちも、実際にメインカードとして使っています
家族カードの作り方は簡単!
家族カードはオンラインで簡単に申し込めます。
楽天カードを持っている場合と、手持ちの楽天カードを使う場合に分けて解説します。
楽天カードを持っていない場合
本カードとなる楽天カードを持っていない場合は、まず共用クレカとして「楽天カード」を作りましょう。
今なら入会して使うだけで5,000ポイント(5,000円分)もらえるのでとてもお得です。
この3つを用意したら、あとは申込みページから基本情報を入力するだけ。
このあと、「付帯サービスのお申し込み」という画面で「家族カード」の「申し込む」にチェックを入れればOK!
すべてオンラインで完了です。
あとは自動的に審査が進み、通ればカードが郵送されてきます。
フォームにしたがって入力すればOK。5分〜10分程度で終わります
手持ちの楽天カードを使う場合
すでに楽天カードを持っている場合は、そこに家族カードをプラスできます。
会員専用の「楽天e-NAVE」にログインし、家族の基本情報や暗証番号を入力するだけ。
続柄は「配偶者」「親」「子」から選択することになりますが、「同性パートナーを含む事実婚の方は【配偶者】をご選択ください」とあります。
家族カードは同棲カップルでも作れる?
結婚していないカップルでも「家族カード」は作れるのでしょうか。
ほとんどのクレカは、法的な婚姻関係がないと家族カードの対象になりません。
しかし、楽天カードの場合、次のように対象者が指定されています。
対象者:18歳以上の生計をともにする配偶者(内縁の相手方・同性パートナー含む)・両親・子供に限ります
引用元:楽天カード「家族カードの基本情報」
「内縁の相手方」が含まれているので、事実婚でもOKということになりますね。
ただ、審査基準が細かく公開されているわけではないので、婚約状態の場合や、世帯を別にしている場合などは、どう判断されるかわかりません。
もし家族カードが作れなくても、楽天カードには「同一名義で2枚発行」という裏ワザもあるので、対象かどうか怪しい方はこちらの記事も参考にしてください。
わが家は生計別なので、家族カードではなくカレ名義で「2枚発行」しています
家族カードだと楽天ポイントはどうなる?
多くのクレカは、支払いの数%がポイントとして還元されます。
楽天カードだと、「楽天市場」でのお買い物で使える「楽天ポイント」がもらえるので、ぜひ貯めたいですよね。
家族カードだとポイントの扱いはどうなるのでしょうか?
楽天カード払い→本カード分も家族カード分も合算
本カードで払った分も、家族カードで払った分も、すべて本会員(本カードの契約者)の楽天IDに付与されます。
たとえばカレが本会員で、私が家族として登録されている場合、どっちのカードを使ってもカレの楽天IDにポイントが集約されます
基本的にすべてのポイントが1箇所に集まると考ればよいでしょう。
「家族でポイントおまとめサービス」でポイント分散
しかし、共用カードのポイントがすべて1人のIDに集まってしまうと、不便なこともありますよね。
カレも私も別々で楽天IDを持っていて、楽天市場で個人的な買い物をしている場合、「ふたりで貯めたポイントなのに、カレだけがポイントで買い物できる」という状態になってしまうからです。
そんなときに便利なのが「家族でポイントおまとめサービス」。
名前が「おまとめ」となっているのでややこしいですが、家族にポイントを分け与えられるサービスです。
たとえば、貯まった10,000ポイントを5,000ポイントずつに分けたり、まるごと相手に渡したりできます。
カレの楽天IDに付与されたポイントを、私の楽天IDに移せるということ!
楽天の家族カードを作るメリット・デメリット
楽天カード最大のメリットは「使いやすいポイントが貯まる」という点ですが、単にポイントを貯めるだけなら、個別に本カードを持つという選択肢もあります。
そこで「家族カードにはどんなメリットとデメリットがあるのか」を整理しました。
楽天の家族カードのメリット
楽天カードの家族カードを申し込むメリットは次のとおり。
- 請求と引き落としを1つの口座にまとめられる
- ポイントの移行がスムーズ
- 低収入の人や学生でもカードを持てる
- ゴールドカード、プレミアムカードの年会費がお得
請求と引き落としを1つの口座にまとめられる
家族カードは、本カードと紐づけた口座から引き落としが行われます。
なので家族全体の利用状況を把握しやすく、共用のお金の管理がラクになります。
ポイントの移行がスムーズ
「家族でポイントおまとめサービス」があるので、ポイントの移行が簡単です。
ちょっとしたお金を渡したい時にも、代わりにポイントを渡すことができるので、現金のやりとりを減らせます。
低収入の人や学生でもカードを持てる
本会員さえ審査に通っていれば、家族カードの持ち主の収入などは問われません。
学生や主婦など本来ならクレカの審査に落ちてしまう人でも、家族カードなら持つことができるのです。
なお、家族カードの使い勝手は普通のクレカと変わりません。
ゴールドカード、プレミアムカードの年会費がお得
ワンランク上のカードを持ちたい場合、家族カードだと年会費がお得になります。
楽天カードは、「楽天カード」(年会費無料)、「楽天ゴールドカード」(年会費2,200円)、「楽天プレミアムカード」(年会費11,000円)の3種類。
家族カードだとゴールドカード、プレミアムカードいずれも年会費550円なので、新たに本カードを申し込むよりもお得です。
ゴールドカードやプレミアムカードだと、「空港ラウンジを無料で利用できる」「楽天市場のポイント還元率がアップする」などの特典があるので、クレカでお得なサービスを受けたい人は検討してみてください。
うちは長く使っているので、本カードは無料でゴールドカードにアップグレードできました
楽天の家族カードのデメリット
家族カードはメリットばかりなのかというと、そうとも言えません。
デメリットも考慮したうえで、家族カードにするかどうか決めましょう。
- 利用明細が共有される
- 限度額は本会員1人分
- 国際ブランドやデザインを選べない
- ETCカードを発行できない
利用明細が共有される
本カードと家族カードの請求がまとまるため、パートナーに利用明細を見られることになります。
基本的に「共用カード=共用のものの支払いに使うカード」なので問題ないと思いますが、こっそりお買い物してもバレる可能性が高いことは覚えておきましょう。
限度額は本会員1人分
クレカには月ごとの私用限度額が定められており、使いすぎると次の月までそのクレカが利用できなくなります。
家族カードを作ったからといって本会員の限度額が大きくなるわけではないので、「家族で1人分の利用枠を共有する」という点に注意が必要です。
国際ブランドやデザインを選べない
家族カードの国際ブランドやデザインは、本カードと同一になります。
楽天カードでは「Visa」「Mastercard」「JCB」「American Express」が選べますが、本カードがVisaなら家族カードもVisaで、他のブランドは選べません。
また、デザインも色々ありますが、本カードと同じ見た目になります。
ETCカードを発行できない
楽天カードにはETCカードを付帯することができますが、家族カードでは発行できません。
車必須の地域に住んでいて、1人1台自家用車を所有しているケースなどでは注意が必要です。
楽天の家族カードは簡単に作れるしポイントが貯まってお得!
最後に、楽天の家族カードのポイントをまとめておきます。
- オンラインで申し込み完了(簡単!)
- ポイントは本会員の楽天IDに合算だが、家族に分けることができる
- 家計管理がスッキリする、専業主婦でも持てるなどのメリットがある
- 限度額が1人分であることや、デザインの選択肢が少ないことなどに注意
楽天の家族カードは法律婚していなくても申請できるので、「事実婚で共用クレカを持ちたい」というカップルや、婚約中のカップルに特におすすめです。
もちろん、すでに結婚している方や、親・子どもとクレカを共有したい人にも便利。
スタンダードな楽天カードは入会費・年会費無料なので、とりあえず作っておくとお得ですよ。
▼同棲カップルが持てるクレカはこちらの記事でも紹介しています。
▼クレカと紐づけると便利な共同口座はこちらをチェック!