引越し当日ってやることが多いからトラブルも起こりそう。「まさかの事態」にも慌てないために失敗談と対処法を聞いておきたいな。
私に任せてください!
【この記事を書いた人】
ギリギリ昭和生まれのフリーライター・翻訳家。転居回数10回の引っ越しマスター。現在は彼氏と同棲3年目。
ちょっと恥ずかしいのですが、今回は引越しに失敗した体験談をお話しします。
私は30歳までに10回の転居を経験しました。
そのうち2回は子供時代の引越しなので自分では何もしていませんが、残り8回はすべて自力で手配しています。
なので自称「引越しマスター」を名乗るくらい自信があったのですが……
なんと10回目の引越しで大失敗をしました。
結構ショックな出来事だったので、「せめて反面教師として誰かの役に立てば……」と思い、失敗から学んだことをまとめておくことにします。
引越しの失敗はダメージが大きいので、私の失敗を踏み台にして万全の準備をしてください。
【体験談】引越し当日、予想外のトラブル
今から3年程前、交際1年半の彼と同棲することに。
お互い一人暮らしの家から、同じ日に同じ引越し業者が順番に作業してくれる予定でした。
ところが、当日その場になって「トラックに荷物が積みきれない」ということが発覚したのです。
彼が機転を利かせてくれたおかげで事なきを得ましたが、費用も余計にかかりましたし、何よりパニックになって疲れました。
- トラブルの詳細
- 失敗の原因
- どうやって解決したか
それぞれ詳しく説明します。
トラックに荷物が積みきれない?!
【引越し当日のスケジュール】
私のアパート → 彼のマンション → 新居
この順番で引越しトラックが回ることになっていました。
午前中、私のアパートに業者が到着。2人の作業員さんが荷物を運び始めたのですが……
あれ、これも持っていくんですか?積みきれるかな……
と不安げなムードに。
半分くらい積んだところで、
全部のせちゃうと、彼の荷物が入りきらなくなりますよ
と言われました。そして、2択を迫られたのです。
- 私の荷物を全部積み、彼の荷物をできるかぎり積む
- 私の荷物を減らし、彼分のスペースに余裕をつくる
諦めてもいい荷物もあったのですが、諸事情あって当日ゴミを捨てることができず、家具を宅配便で手配する時間もありませんでした。
彼に相談しようにも、何度電話をかけてもつながらず、LINEの既読もつかず……(おそらく荷造りに追われていた)
結局、とりあえず私の荷物を全て積んだ状態で、トラックは彼のマンションへと向かいます。
そして案の定、彼の荷物があふれてしまい、
オーバーする荷物は置いていきますね!
となってしまったとのこと。
ちなみに、この時点でまだ私は彼と連絡が取れておらず、ハラハラしながら新居で待機していました。
失敗してしまった原因
振り返ってみると、失敗の原因は主に2つです。
見積った荷物量が甘かった
引越しの見積もりはネットで行いました。大まかな一括見積もりの後、決まった業者の専用フォームに詳細を入力していく形です。
これは実際の見積書の一部です。
でも荷造り前なので、正確な段ボールの数とかわからないんですよね。
意図的に少なくしたつもりはないのですが、結果的に積み残しがあったということは、入力漏れがあったのかも?
家具の大きさなんかも細かく伝えてなかったし……
ということで、業者さんからすると「思ったより多い」となってしまったようです。
当日のスケジュールがキツキツだった
当日、時間に余裕がなかったのも敗因のひとつです。
時間があれば、「ヤマトに来てもらってダンボールは宅配便で送る」といった対応もできたと思います。
しかし私は、次のような超過密スケジュールを立ててしまいました。
- 荷物をのせたトラックを見送る
- アパートの清掃
- 大家&不動産屋を呼んで部屋チェック
※ここで部屋が空っぽになっていないとNG - 電車で新居へ移動(1時間強)
- 新居でトラックを迎える
住んでいたアパートから新居まで片道1時間以上かかるため、引越しが終わってから戻りたくありませんでした。
なので、本来は後日落ち着いてやってもいいような清掃や退去時の部屋確認を、当日の荷出し直後に詰め込んだのです。
新居への到着が遅れると待機時間分の追加料金をとられるため、タイムアタックのようでした。
困った時の救世主! トラブルの対処法とは?
さて、彼のほうは、なんと半分くらいの荷物が残ってしまったそうです。一体どう対処したのでしょうか?
答えは「即日来てくれる引越しのプロを呼んだ」です。
えっ、いくらなんでも、そんなすぐ引越しなんて頼めないんじゃない?
そうですよね。もともと作業してもらっていた業者さんは、すぐには追加トラックを手配できないとのこと。
ところが「くらしのマーケット」を使ったら、近所からすぐ来てくれる人が見つかったというのです!
トラックが空いていれば動いてくれる人がいるんですね。とはいえ、1時間くらいで来てくれるとは……。荷物少なめとはいえ驚きです。
オフシーズン(6月)だったことや、近距離だったこと(彼のマンションから新居まで3駅くらい)も幸いしたのかもしれません。
その後わが家で「くらしのマーケット」への信頼度が爆上がりし、エアコン取り付けや洗濯機クリーニングなどもお願いするようになりました。
▼いろいろ便利なサービスがあるので検索してみてください。
引越し当日の大失敗から学んだこと
というわけで最小限の出費で済んだものの、運が悪かったらもっと困っていたかも。
自分の荷物を先に積んじゃったから、彼とケンカになる可能性もあったよね
二度と今回のような失敗をしないために、どうしたらよかったのか振り返ってみました。
見積もり依頼は「ちょっと多め」が吉
ネットで見積もりができること自体はとても便利です。
私も自力で手配した8回の引越し全てで一括見積りサービスを利用し、引越し費用を抑えてきました。
けれど、「業者さんが荷物の全体量を把握しづらい」というデメリットは心得ておくべきです。
荷物が多いと思われたら、料金が高くなりそうだし……
と考えて少なく見積もり依頼をしがちですが、むしろ「ちょっと多め」の申告が安心。
特に引越しに慣れていない人の場合、実際に荷造りしてみると、想像よりも荷物が多くなるものです。
細々したものを集めると、段ボール箱も増えていきます。
少なく見積もって安い料金で契約しても、当日オーバーしたら結局追加料金がかかってしまいますよ。
荷物量は正直に、かつ余裕を持った量で申告するのがおすすめです。
業者&パートナーとしっかり連携すべし
業者さんとの連携
業者さんとの連携はとても大切です。
少しでも不安なことや疑問は事前に相談しておくようにしましょう。
私は見積もり内容の最終確認で電話がかかってきて、こう言われました。
このお荷物量でしたら2tショートのトラック1台で伺います
が、2tショートのトラックにどれくらい荷物が入るかって、正直イメージできていなかったんですよね。
当日になって見たら思ったより小さくて、作業する方いわく「一人暮らしの方にちょうどいいくらいのサイズ」とのこと。
私たちカップルは2人とも持ち物が少ないほうですが、それでも2人分の引越しなので「本当にそれで足りますか?」と聞けばよかったです。
パートナーとの連携
同棲・結婚に伴う引越しの場合、パートナーともまめに連絡をとり、細かいことも相談しておきましょう。
後で彼によくよく聞いたら・・・
事前に伝えてたより、だいぶ荷物が増えちゃったんだよね
業者とのやりとりは私が担当していたので、トラックのサイズなども把握しておらず、まあいっかと思っていたそうです。
当日もスマホを気にしていなかったらしく、全然連絡がつかなくて困りました。
トラブルになった場合、協力して解決しなければなりません。
ここでつまずくと同棲生活のスタートが気まずくなってしまうので、しっかりコミュニケーションをとりましょう!
▼生活費の分担についても早めに話し合っておくといいですよ。
引越し資金には「ゆとり」が必要
同棲・結婚で新生活を始める時って、お金がかかりますよね。
必死で貯金して費用を捻出して、「少しでも節約したい!」という気持ちで頑張っていると思います。
私もそうだったので、引越し業者もさんざん比較検討して、価格交渉もしました。
そのかいあって、2人分にしてはお得な価格を提示してもらえました。
具体的には3万円以内。オフシーズンとはいえ土曜日だったから破格じゃない?
ですが予想のつかないアクシデントが発生することもあります。今回の場合は「荷物が積みきれない!どうしよう!」という状況ですね。
でもだいたいのことはお金があれば解決できます。なので資金はゆとりをもって準備しておいたほうがいです。
もちろん無駄遣いはしない前提で、「何かあった時用の予備費用」があると安心できますよ。
▼同棲生活に必要なアイテムも合わせてチェックしておいてくださいね。
まとめ:引越しで失敗すると大変!事前の準備をしっかりしよう
この記事のポイントをおさらいしましょう。
- 【体験談】引越し当日、予想外のトラブル
- トラックに荷物が積みきれない?!
- 失敗してしまった原因
- 困った時の救世主!トラブルの対処法とは?
- 引越し当日の大失敗から学んだこと
- 見積もり依頼は「ちょっと多め」が吉
- 業者&パートナーとしっかり連携すべし
- 引越し資金には「ゆとり」が必要
- 引越しで失敗すると大変!事前の準備をしっかりしよう
今回は同棲のための引越しでの失敗談をお話ししました。
当時はハラハラドキドキでしたが、今となっては笑い話です。
「くらしのマーケット」には本当に感謝してもしきれない……
▶【くらしのマーケット】 が気になる方はこちら
10回の引越しを経験した私でもトラブルに見舞われることがあるので、事前にしっかり下調べして準備しておくことが大切です。
早め早めに動いたほうがいいので、新居が決まったらまず見積もりをとって引越し業者を選びましょう。
ギリギリだと料金交渉の時間がとれないうえ、忙しくて細かい相談がおろそかになってしまうからです。
とりあえず一括見積りをとって、よさそうな3社くらいと直接コンタクトをとると効率がいいですよ。
▼おすすめの一括見積りサービス
荷物が多いカップルは、早めに荷物を減らしておくことをおすすめします。
▼「身軽な同棲生活の始め方」も参考にしてくださいね。